東日本大震災でいただいた支援への恩返し
熊本地震により九州の方々が被災されていることについて、何も感じない東北人は恐らくいないでしょう。募金活動が行なわれている場所付近で撮影された、宮城県のTVの街頭インタビューで多くの方が言っていること。
東日本大震災の時は、自分たちが助けてもらいました。今度は、私たちが何か少しでもできることをする番です。
ホテル空室を無料で熊本地震の被災者へ解放、交通費も宮城県が負担
宮城県は、その姿勢を具体的な施策で示しました。
宮城県は25日、熊本地震の被災者を県内のホテルや旅館で、無料で受け入
れると表明した。宿泊施設までの交通費についても、県が負担する。同日、熊本県災害対策本部へ伝えた。
□対象:
自宅が全壊または大規模半壊した熊本県内の被災者
□期間:
5月19日から、熊本県の仮設住宅が完成するまで
GW明けになると宮城県内全域で、約2200人分の空室が発生する見込みで、その空室を熊本地震の被災者のために解放しようということです。
宮城県民が持つ、強い感謝の気持ち
仙台市からも、熊本市で避難所運営の支援を行う職員を派遣しています。
派遣職員を代表して横野幸一郎・労務課長(50)は「東日本大震災でいただいた支援のお返しをするのが我々の責務。頑張りたい」と語った。
1人ひとりが持つ強い感謝の気持ちが、1つずつ被災者のための行動に変わり、九州の人々へ少しでも届くことを願っています。