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和歌山県日高川町が移住促進ムービーを公開。まちにゆかりのある人物「元祖おネエ」「肉食系女子」知ってる!?

和歌山県日高川町が移住促進ムービーを公開。まちにゆかりのある人物「元祖おネエ」「肉食系女子」知ってる!?

    CATEGORY:移住観光 AREA:和歌山県

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和歌山県日高川町の移住促進ムービーが公開されました。町にゆかりのある人物として作中に登場する3人の人物。あなたはどこまで知っていますか!?

和歌山県日高川町ってこんなまち

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和歌山県のほぼ中央に位置する日高川町は、平成17年に誕生したまち。

総面積の約90%が森林で、和歌山県下30市町村のうち、3番目に広い面積があります。古くから農林業が盛んで、「温州みかん」などの柑橘類や野菜、山間部では梅や椎茸などが栽培されています。また、日高川町は紀州備長炭の生産量日本一を誇ります。
参照元:日高川町ホームページ 町のご案内

公開された日高川町の動画は約11分半という長いもの! 日高川町にゆかりのある人物が登場し、町を巡り人々とふれあいながら自分の進むべき道を見出していくというストーリーとなっています。

動画の中に登場するのは「丹生都姫命(にゅうつひめのみこと)」「芳澤あやめ」「清姫」の3人。どのような人物なのかをまとめてみました。

神奈月の出雲大社会議に寝坊したうっかりさん「丹生都姫命」

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画像出典:日高川町観光協会 日高川町の四季 壁紙

作中、”会議に寝坊したうっかりさん” として紹介される丹生都姫命は丹生神社に祀られている神様。

日高川町には、江戸時代から伝わる奇祭「笑い祭」が毎年開催されており、この祭りの由来が丹生都姫命にあります。

「笑い祭」は、その名の通り、「笑男」と呼ばれる鈴振りが道化た衣装と化粧で町内を “笑え、笑え” と言いながら練り歩くもの。紹介されている通り、出雲神様の集まりに寝坊をしてふさぎ込んでしまった丹生都姫命を心配した村人たちが「笑え、笑え」と慰め勇気付けたことに始まったのだそう。
参照元:日高川町観光協会 丹生神社と笑い祭

元祖おネエ…!「芳澤あやめ」

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2番目に登場するのは「芳澤あやめ」別名を「千太郎」。

こちらの人物は元禄歌舞伎で一世を風靡した名女形。作中では、なんと “元祖おネエ(笑)” と紹介されていますが町が誇る偉人として日高川町ホームページの1番始めに紹介されています。

芳澤あやめは当時の俳優として最高位の総芸頭となった人物で生誕の地には記念日が建っています。芸名のあやめ、は故郷に群生する美しいあやめからとられたのだそうです。
参照元:日高川町ホームページ 強度の偉人

肉食系だけではすまない「清姫」

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画像出典:日高川町観光協会 日高川町の四季 壁紙

作中では、”僧侶・安珍を追いかける肉食系女子” として紹介されている3番目の登場人物「清姫」。

日高川町には、能や人形浄瑠璃、歌舞伎で有名な「安珍清姫の物語」の舞台となった道成寺があります。「安珍清姫の物語」は、一夜の宿を求めた僧・安珍に恋をした清姫が、裏切られたと知るや大蛇となった安珍を追い、最後には道成寺の鐘の中に逃げた安珍を焼き殺すというもの。

安珍が焼死、清姫がその後入水自殺をするという悲劇を迎えた物語ですが、寺の住職が2人が蛇道に転生した夢を見たことから法華経供養を行うと、2人は天人の姿で現れ、実は熊野権現と観音菩薩の化身であったことを明かしたという結末となっています。
参照元:道成寺 安珍と清姫の物語

3人はどのような決断をしたのか…。日高川町の移住促進ムービー、全編はこちらからどうぞ!

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