岐阜県飛騨市古川町にある酒蔵・渡辺酒造で開発された日本酒が今年の7月にアメリカでデビューを迎えます。
アメリカ人蔵人・ブレイズフォード・コディー氏
日本酒「純米大吟醸 コディー」をつくったのは開発日本にに来て10年、アメリカユタ州出身のブレイズフォード・コディーさん。
大学時代はフットボール選手として活躍し、全米チャンピオンに。その後もアメフトチームやバスケットチーム、大リーグのトレーナーなどを務めた経歴の持ち主。
来日のきっかけは大学で知り合い結婚した奥様。飛騨高山市出身の奥様が2005年より高山市内に勤め始めたことでコディー氏も2006年に来日。
来日後に出会った渡辺酒造店の「蓬菜」がその後のコディーさんの人生を大きく変えることとなります。その味に魅了され、酒造りを志したことを決意したコディーさんはすぐさま渡辺酒造店へ入社。日本に2人しかいない蔵人のうちの1人としてこれまで約10年の歳月を酒造りに捧げられてきました。
夢は自分のつくった日本酒をアメリカ大統領に
今年の7月にアメリカでセールスが開始される日本酒は、コディー氏が自分のつくった日本酒を故郷アメリカの人々に飲んでもらいたいという思いから生まれたもの。
コディーさんは、いつの日か自分のつくったお酒をアメリカ大統領へ飲んでいただきたいという夢もお持ちでいらっしゃるのだそう。
構想から5年、アメリカ人好みのフルーティーな味わいとアメリカで人気のある「漢字」や「忍者」を活かしたラベルデザインを伴った日本酒が誕生しました。
これらの日本酒は7月にアメリカ・サンフランシスコで開催される日本酒のイベントを皮切りに、岐阜県が主催しニューヨークで9月に開催される日本酒イベントなどでセールスプロモーションが開始されます。
純米吟醸 「コディー」
純米大吟醸 「コディー」
純米酒 「酒の忍者」
コーディーさんが勤める渡辺酒造店は、これまで日欧米における30種類以上のコンクールで様々な賞を受章している蔵元。
アメリカで開催された全米日本酒鑑評会やワールドワイン・チャンピオンシップでは金賞を受章し、33冠という圧巻の記録も達成しています。
渡辺酒造店 世界が認めた至極の酒
参照元/画像出典:@ Press 有限会社 渡辺酒造店