大阪府が不名誉な記録で有名になりつつあります。
それは、自転車事故件数全国ワースト1位というもの。
2015年の1年間で、自転車事故数が1万2000件以上となっているのです。
汚名返上に立ち上がったのは、アイドルグループのNMB48です。
NMB48を起用したキャンページをスタート!
自転車事故件数ナンバーワンという社会問題に対してアクションを起こしたのは、NHK大阪放送局です。
テレビの1分ミニ番組やラジオミニドラマや特設サイトを通じて、「STOP!危ない自転車キャンペーン」を始めます。
このキャンペーンの主役となるのは、大阪・難波を拠点とするアイドルグループNMB48。
メンバーのうち7人が登場し、春の全国交通安全運動期間に合わせて、自転車の安全運転を呼びかけます。
なぜ大阪府はワースト1位なのか?
悪質な自転車運転に安全講習を義務付ける改正道路交通法が2015年6月に施行されていることはご存知でしょうか。
その後12月末までに全国で摘発された危険行為件数は、7924件。
都道府県別では、大阪府が2673件と、2位東京の1907件を大きく引き離し、ワースト1位となっています。
大阪府は自転車事故件数とともに、死者数も50人以上となっておりこちらもワースト1位となっています。
危険行為の内訳は、信号無視が全体の4割を超えており、携帯電話を操作しながらの運転や、踏切への立ち入りなどが目立つといいます。(出典: )
「自分は大丈夫」という根拠のない自信による危険運転が、取り返しのつかない重大事故に結びついているともいえるでしょう。
安全運転の街になることを期待
自転車はその取扱の容易さにより、軽く扱われてしまう傾向があるかもしれません。
しかし、自転車の運転は一歩間違うと死亡事故にもつながっているという事実を知り、継続的な防止を呼びかけるキャンペーンを展開することで事態が改善されることを期待したいですね。