富山県氷見市には、古くから行われている「まるまげ祭り」というお祭りがあります。
“まるまげ” って!?
まるまげ祭りの “まるまげ” とは、日本女性の髪型を表す言葉。
江戸時代における女性の髪型は、ひと目で未婚・既婚がわかるようになっており、結婚前には島田髷、結婚後は丸髷 (まるまげ) を結うことが一般的とされていました。
丸髷には、さらに年齢によってまげのサイズに違いがあり、若い人ほど大きく、歳をとるほど小さくまげを結っていたのだそうです。
参照元:ポーラ文化研究所「美のココロ」
1年に1度だけ… 幸せな結婚を願う芸妓たちから始まった「まるまげ祭り」
画像出典:PR TIMES 氷見市 商工観光・マーケティング・おもてなしブランド課
まるまげ祭りは、ある芸妓さんたちから始まったとされています。
年に1度の休みとなる日に、幸せな結婚を願った芸妓たちが人妻の証である丸髷を結って千手寺の観音様へお参りへ。これが後のまるまげ祭りへと繋がりました。
祭りは毎年4月17日に開催され、県内外から丸髷を結い、艶やかな着物に身をつつんだ独身女性が参加。中心商店街などを通り千手寺までの3キロの道を練り歩きます。
参照元:氷見市 まるまげ祭り