福井県内ではじめて、ふるさと納税額が1億円を突破する自治体が誕生しました。
福井県南西部にある、小浜市です。
その原動力は何だったのでしょうか。
返礼品を充実させ94品目へ
ひとつの要因は、返礼品の拡充です。
2014年度は6品目だったところを、96品目まで拡大しました。
内容は、小浜名産の小ダイのササ漬けなど水産加工物や、伝統工芸の若狭塗など、市の特徴を活かしたラインナップとなっています。
申し込まれた返礼品を分析すると、7割弱は米とササ漬けが占める結果となっており、市の特産品であるササ漬けをPRする機会になっているといいます。
分野を横断したプロジェクトチーム
ふるさと納税を推し進めたのが、「ふるさと納税1億円プロジェクト」チームです。
市役所の課を横断するかたちで15人のメンバーが集い、返礼品の拡充などを実施しました。
来年度は、2億円を目指すとしています。
ノウハウの共有も期待
日本全国で様々な工夫が凝らされているふるさと納税。
数十億円を集まる自治体も出てくる中で、ノウハウやコツの共有なども進められていくべきではないでしょうか。
知られないことで注目されないという事態をさけ、より効率的にPRをしていくことが求められます。