日本全国には、200もの「鍋」の種類があると言われているそうです。
地域伝統の鍋料理、わが家自慢の鍋料理、創作の鍋料理が一堂に会し、来場者の投票でナンバーワンを決めるイベント「ニッポン全国鍋グランプリ2016」が開催されました。
60を超える鍋が一堂に!
集った鍋の種類は、日本全国から60種類。
会場内には所狭しとブースが並び、各鍋が呼びこみを行っています。
家族連れやカップルの姿もあり、「鍋」が世代を超えて愛されていることが伝わります。
MACHI LOG編集部が気になった鍋をご紹介します!
タマシャモすき鍋
まずは、埼玉県の鍋です。
埼玉地鶏「タマシャモ」を使用し、醤油風味の鍋。
タマシャモは100g600円の値がつくという高級地鶏。
美味しくないわけがない、絶品鍋です。
少し濃い目の汁にピッタリの揚げ餅もうれしい。
山形秘伝 最上納豆豆汁
次は、その名もインパクト抜群のこちら。
なんと大根で納豆を擦りおろし、それを鍋へ。
どうしても納豆のイメージが強いですが、食してみると納豆は主張しすぎず、むしろまろやかさを与えているように思います。
国産大豆100%の納豆は、その豊富なビタミンも魅力。
蛇足ですが、納豆の粘着力は凄まじく、このようにすり鉢(6キロ)を納豆の粘り気だけで持ち上げることもできてしまいます。
一度は味わっていただきたい逸品です。
もちぶた炙りチャーシューバージョンとん汁
会場でひときわ注目を集めていたのが、こちらの鍋。
圧倒的なのは、この鍋の大きさです。
源右衛門鍋という、特大鍋でできあがるのは豚汁です。
それに、中身を覆い尽くさんばかりの炙りチャーシューが覆います。
ボリュームも、見た目のインパクトも抜群の一杯です。
鍋で地域を訪れるきっけに
トークイベントでは、本イベントを後援するフード・アクション・ニッポン事務局長の田中慶一さんと、審査員を務めるマッキー牧元さんと、小谷あゆみさんのトークショーも開催。
年間600回も外食し、鍋検定も主催するマッキー牧元さんは、「鍋をきっかけに、ご当地を訪れるきっかけになれば」と語り、鍋哲学を語りながら、その魅力を語ります。
小谷さんも、宮城の代表的な鍋である「せり鍋」に触れながら、日本各地の食文化が鍋を通して触れられることを伝えます。
田中さんからも、2020年にグランドチャンピオン大会が開催されることなどが予告され、冬の日本の代表的な食文化である「鍋」に、期待が高まるイベントとなりました。
「食」を中心とした地域おこし企画の立案や、企業コンサルティングを行う。笑顔と情熱でプロジェクトを盛り上げるムードメーカー。高知が大好き。