小学校の給食のメニューといえば、全国津々浦々「ご当地メニュー」が存在するもの。
埼玉県では、「さきたまライスボール」と呼ばれるメニューが、ご当地メニューのひとつにあたるそうです。
「さきたまライスボール」って、一体何なのでしょうか?
その正体は米粉パン!
さきたまライスボールは、県産米50%、県産小麦50%を合わせて作ったパン。
卵を使っていないので、アレルギーをもつ子どもでも食べられると評判です。
ライスボールの名の通り、米粉パンがその正体です。
埼玉県の給食として、県下に、年間2万食提供されています。
新しい食べ物への挑戦が生み出したライスボール
財団法人埼玉県学校給食会の事務局長である大澤さんは、開発背景をこのように振り返っています。
米粉開発の技術が進み、米粉についての話題を耳にすることが増えてきたという状況の中、米粉パンという、新しい食べ物に挑戦してみよう、新しい取り組みにチャレンジしよう、というのが直接的なきっかけでした。
出典元: syokuryo.jp
そこから開発が始まり、約1年間の試行錯誤を経て完成。
大量生産、安定供給の課題もクリアし、学校給食として取り扱えるようになります。
その後は、給食の人気メニューとして埼玉県民の間で定着し現在に至っています。
時には「おいしいさきたまライスボールをありがとう」とお礼のメッセージが子どもたちから届くこともあるのだとか。
ちなみに、「さきたま」とは、「さいたま」以前に発音されていたもので、平安時代の文献では「前玉」を「さきたま」と発音し、そこから「さいたま」という呼び方になったと言われています。
給食の定番の裏側に隠れたストーリー、ご存知でしたか?