有楽町駅前に、まちづくりや地域、農や食の発信・交流する人を応援するコワーキングスペースがあるのをご存知ですか。
その名は、「銀座ファーマーズラボ」です。
地方の企業や、マルシェなどで東京を訪れる農業者の方が交流するスペースがないということに課題を感じ、地方の方が都心で活動するための拠点として始まったコワーキングスペースです。
なぜ、食と農と地域が繋がる場所が都心に生まれたのでしょうか。
銀座ファーマーズラボの所正人さんにお話を伺いました。
銀座ファーマーズラボが地域と繋がる3つの理由
image by farmers.jp
1. 地域の仕事はニーズがある
ここの運営を行っているUDS株式会社は、建物の企画・設計・運営に特化した会社です。
年々地方の仕事も増えていく中で、農業問題の相談などを受けるようになりました。
そんな中で、この場所を活用しようという話があり、農業=食というテーマの場所を作り、地方と東京を繋げていこうということになったんです。
2. 農業者が求めていることをやる
私自身も、千葉県庁で農業行政に6年間関わってきました。
その中で、農家のコンサルティングや技術指導などを行っていたのですが、公務員特有のやりづらさがあったんです。
本当は、やる気のある人を支援したいのに、平等にしなければいけないとか、組織が縦割りで動きづらいといった部分です。
自分自身は、農業の現場に近いところで、農業問題の課題解決がしたいという思いがありました。
そこで、銀座ファーマーズラボの話があり、幅広くやる気のある人を繋ぐことで、新しいイノベーションが起こるのではないかと期待して、やろうと思ったんです。
3. 人は出会いで変わるという確信
自分自身の価値観が一変するという体験があります。
それは100人が住むシェアハウスに入ったことでした。
自分の価値観やものの見方がとても異なっている人たちと一緒にいることで、自分自身、ショック療法を受けたんです。
人は人との出会いで変わるもの。
だったら、農や食でも、異質な人が繋がる場を作ることで、前例踏襲だったり、閉塞的な問題も解決する可能性があると思っています。
そのための「予期せぬ出会い」(セレンディピティ)をどんどん作っていきたい。
私自身も、もっと色んな人との出会いを通して自分を成長させたいという思いがあります。
銀座ファーマーズラボをきっかけに使って欲しい
ここは、新しいことをしたいという方や、繋がりが欲しい方、自分の思いを実現したい人にとっての場だと思います。
この場所を、自分のやりたいことができるチャンスを掴むことに利用して欲しいです。
私たちがもっている販路などのネットワークを紹介したり、人や会社と繋げることもできます。
ぜひ気軽に連絡してください。