“忍者” に関連する自治体や観光協会などと連携し情報発信を行うことで、観光振興や地域経済の活性化を図る「日本忍者協議会」。
愛知県が新たに加盟したことが昨日発表されました。
究極のクールジャパンコンテンツ「忍者」を国内外へ広める
日本の忍者といえば、「侍」や「刀」と同じく海外でも高い人気を誇り、過去にはアメリカを中心に忍者を題材とした映画の制作も行われています。
日本の忍者漫画やアニメ、ゲームから忍者ファンになる海外の人も多く、忍者関連グッズも数多く販売。
「日本忍者協議会」は2020年の東京オリンピックに向けて忍者を日本のクールジャパンコンテンツとして位置付け、活動を行っています。発足時の記者会見には、市川海老蔵さんも応援にかけつけました。
参照元:日本忍者協議会
愛知県が参加で全国6県7都市に
日本忍者協議会に加盟している団体は全国に6県7都市1団体。
現在までに神奈川県、長野県、三重県、滋賀県、佐賀県、愛知県の6県。
小田原市、長野市、上田市、伊賀市、甲賀市、和歌山市、嬉野市の7都市、伊賀上野観光協会の1団体が加盟しています。
参照元:愛知県ホームページ 記者発表2015年12月21日
各地域の “推し忍者”はこの人たち
日本忍者協議会に加盟している6県7都市から、その地に伝わる忍者をピックアップしてみました。
風魔小太郎(神奈川県・小田原市)
小田原北条氏を約100年にわたり支え続けたのが忍者「風魔」一党。頭領である風魔小太郎はテレビや漫画などでも取り上げられ有名に。小田原市では忍者体験のできる “風魔まつり” が開催されています。
猿飛佐助(長野県・上田市)
2016年の大河ドラマ「真田丸」にも登場する猿飛佐助。真田十勇士のひとりとして、大きな活躍をしたと言われています。
伊賀忍者(三重県・伊賀市)
三重県の伊賀市は伊賀忍者の郷として忍者のイベントなども年間を通して数多く行われる地。「忍者博物館」は観光地としても人気のスポットです。
甲賀忍者(滋賀県・甲賀市)
甲賀忍者の郷である甲賀市では、9万3000人の人口のうち、なんと53人が忍者の末裔とされているのだそう。伊賀と同様、忍者を体験できる「忍術村」があります。
参照元:共同通信PRワイヤー 2015年10月9日の記事
服部半蔵(愛知県)
本能寺の変の際、伊賀越えをした徳川家康一行を助けたのが伊賀忍者・服部半蔵。以後、家康は忍者隊の頭領に服部半蔵を任命し、伊賀忍者200名を取り立てました。
参照元:徳川家康と服部半蔵忍者隊