11月3日、第3回「京都本大賞」の受賞作が発表されました。
大賞となったのは、七月隆文氏の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(宝島社)。
京都本大賞の存在を知っていましたか?
京都を舞台にした小説をオススメする取組
image by books.gr.jp
京都本大賞とは、
過去一年間に発刊された小説のうち、京都府を舞台にした作品の中から、最も地元の人々に読んで欲しいと思う小説を決める賞です。決定方法は書店員だけでなく、一般の読者と共に投票で決定します。
出典元: books.gr.jp
というもの。
今回この大賞の対象となったのは37作品。
その中から、3作品が最終ノミネートまで進み、この度大賞が決定したというわけです。
ちなみに最終ノミネート作品のうち、大賞となった『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』以外には、
原田マハ『異邦人(いりびと)』PHP研究所
瀧羽麻子『左京区恋月橋渡ル』小学館
となっています。
ご当地本屋大賞で地域を再発見!
実は、京都本大賞以外にも、日本各地に、地方発のご当地本屋大賞が存在します。
大阪には、大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んで欲しい本として「Osaka Book One Project」がありますし、「北陸文庫大賞」や「名古屋文庫大賞」など、様々な切り口の大賞があります。
地域を舞台にした小説がヒットすれば、作品中に登場した場所をめぐる聖地巡礼での観光客増や、小説をきっかけに地域にハマる人も出てくるでしょう。
地域の魅力を切り取り、発信する手段として「ご当地本大賞」に注目してみてはいかがでしょうか。