こけしは、江戸時代末期から、主に東北地方の温泉地で湯治客のお土産用に売られるようになった木製の人形です。
球形の頭部と、円柱の胴のつくりがシンプルでお馴染みですね。
宮城県は、こけし文化が特に盛んで、「鳴子こけし」「遠刈田こけし」「弥治郎こけし」「作並こけし」「肘折こけし」の5系統が存在しています。
観光キャンペーンで「こけし」が飛んだ!
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こけしのシンプルなかたちは150年の間、ほぼ変わらずに来たといっても過言ではありません。
しかしこの日、そんな「こけしの歴史」に新たな1ページが加わりました。
そうなんです!
「こけし飛行機」とも呼べる姿になって、キャンペーンポスターに登場しました。
宮城県の村井知事が「パッと見て『何だ、これは』と足を止めてもらえる」ようなポスター制作を指示し、「こけし飛行機」と松島湾の夕日を背景にしたポスターが採用されたのだとか。
確かに、目を留めてしまいます。
関西からの観光客を呼び込む狙い
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宮城県が始めた観光キャンペーン「Sky Journey 仙台・宮城キャンペーン」は、宮城県と航空会社との連携で実施されます。
宮城県への観光客は、9割が東北・関東からで、中部以西の観光客誘致が課題としてあがっていました。
そこで今回、福岡空港・中部国際空港・広島空港から仙台空港に来る観光客に対してさまざまな特典を付けることに踏み切ったというわけです。
こけし飛行機に注目が集まり、盛り上がっている本キャンペーン。
多くの人が宮城を訪れるきっかけになると良いですね!