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70歳以上雇用の日本一、秋田

70歳以上雇用の日本一、秋田

    CATEGORY: AREA:秋田県

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元気な高齢者と共につくる社会。

超高齢化社会を突き進む、秋田県。

秋田市の発表によると、2025年には約3人に1人が高齢者(65歳以上)になると言われています。

しかし、必ずしもそれが悪いとは限りません。元気な高齢者もたくさんいます。

70歳以上雇用の日本一、秋田

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秋田県の企業は、高齢者の雇用に積極的です。

秋田労働局が発表した2015年の「高齢者の雇用状況」(6月1日現在)によると、秋田県は「70歳以上まで働ける企業」の割合が前年を3・4ポイント上回る30・9%で、2年連続の全国1位だった。全国平均は20・1%。

□出典:さきがけonTheWeb

全国平均と比べて10%以上の差があるのは、スゴいですね。

要因の1つとして、秋田県の若者の都市部流出が挙げられます。しかし、秋田労働局によると単にそれだけではないようです。

豊富な経験と高い技能をもった人財

元気な高齢者の中には、長い職歴の中で培った豊富な経験と高い技能をもった方が多いです。

実際、私が経営する印刷会社でも、70歳の方が1人います。

印刷業ですので、紙を取り扱う必要があります。紙というのは、想像以上に重いのです。若者でも苦労するような重量の紙をいとも簡単に持ち上げて、日々の作業を行われています。

そして、1つひとつの仕事が非常に丁寧で、職人としての技能も非常に高いです。

70歳以上雇用の大きな特徴

70歳になると、厚生年金保険料を負担しなくてもよくなります。

中小企業にとって、雇用を考える際、社会保険は非常に重いものです。70歳を超えると、その心配が無くなります。

もちろん業種にもよるでしょうが、優秀な人財の雇用を考える際、元気な70歳以上の方を検討することもできると思います。それは、高齢の方々にとっても、生きがいとなるでしょう。