戦国最強の武将として名前の上がる真田幸村。彼の終焉の地となった安居神社と、彼が築いた「真田丸」にゆかりのある三光神社についてまとめてみました。
大阪名物「粟おこし」発祥の神社!? 真田幸村終焉の地・安居神社
photo by Yanajin33
真田幸村の終焉の地とされるのは、大阪府天王寺にある「安居神社」。幸村は境内にある一本松の木の下で討ち取られたと言われています。この松の木は「さなだ松」として知られ、近くには幸村の銅像も鎮座。現在も多くの真田幸村ファンが訪れています。
参照元:Travel.jp
画像出典:あみだ池 大黒 粟おこし
安居神社は942年に建てられた菅原道真を祀る神社。この神社には、道真と大阪名物「粟おこし」にまつわる言い伝えが残っています。
この土地で休息していた道真は、村人から「粟おこし」をもらいます。その味に感動した道真は、お返しにと菅原家の紋所「梅鉢」が入った衣服を贈り、この紋を「粟おこし」の目印として世に広めるよう伝えます。これにより、粟おこしには梅鉢の紋があしらわれることになったのだそう。
参照元:Osaka Info,粟おこしの二ツ井戸津の瀬 おこしの歴史
安居神社
大阪府大阪市天王寺区逢阪1丁目3-24
大阪城に続く抜け穴を公開! 真田幸村が築いた「真田丸」があったとされる・三光神社
仁徳天皇、天照大神、月読夜などを祀る三光神社は桜の名所としても知られている神社。また全国で唯一の中風除けの神社としても古くから知られ、毎年6月には中風除け祈願大祭が行われています。
この三光神社は真田幸村が大阪冬の陣に築いた出城「真田丸」があったと伝わる場所。そして神社には大阪城へと続く抜け道として「真田の抜け穴」が現在も史跡として残されています。
大阪城公園から三光神社までの距離は約1.5キロ。この真田の抜け穴は毎年11月に開催される「真田まつり」にて公開されます。2015年の真田まつりは11月1日(日)。午前11時から14:30まで抜け穴が一般開放されます。
真田山三光神社オフィシャルブログ
三光神社
大阪府大阪市天王寺区玉造本町14-90