1. ふんどしをつける
最近では女子ふんどしなるものも流行っているとか…人間どの時代でもこれがまず第一!
戦国時代の武将が戦の時に着用していた割ふんどし(越中流ふんどし)は、エプロンのようになっており、首に巻いた紐を緩めると脱がずにそのまま用を足す事ができたそう。
先人の知恵ですね〜。
2. 下着をつける
下着といっても今の着物のような仕立てで腰に帯を結んでとめます。温泉旅館の浴衣をちょっと短くしたイメージ?
ここで大事なのが・・・左から袖をとおすこと!です。いつ襲われるかもしれない時代。このあたり、徹底しております。
3. 小袴(こばかま)をはく
小袴、今でいうパンツですね。これも左から!
4. 足袋(たび)をはいて脚絆(きゃはん)をつける
脚絆はすねの部分に巻く布で、小袴のすそがぴらぴらしないようにしっかりと結びます。
5. 草鞋をはく
これ忘れたら大変ですね。甲冑きた後に気づいたら大変そうですもんね。そしてくどいですが、左から!
6. 脛当(すねあて)をつける
いよいよ鎧つけていきますよ〜。毎回思うのですが、この脛当って正座する時辛そうですよね…
7. 佩楯(はいだて)をはく
佩楯は布地に鉄や皮や鎖などを縫い込んだもので、前ふともも部分にだらんとたれさがっているものです。腰にひもをまわしてしばります。
8. ゆがけをつける
弓道をする際につけている手袋みたいな仕様のものです。これは左!じゃなくて右から。左を先につけてしまったら右がつけにくいので(笑)
9. 篭手(こて)をつける
腕部分の鎧ですね。再び左からつけます。
10. わきびきをつける
名前の通り、脇部分を守る為の鎧です。肩ひもがついていて、胸回りをぐるっと囲むようにつけます。
11. 胴をつけ、上帯をしめる
いよいよ大詰め???右脇のひもをゆるめた状態で、左からすぽん!とかぶる感じで胴をつけます。そして帯でむすびます。
12. 袖をつけ、刀をさす
袖といっても肩部分にあたる鎧です。これをつけたら刀をさします。上帯でしめている部分に刀をひっかけます。(刀のつば部分があるので上帯にさしただけでも落ちないようです)
13. 喉輪(のどわ)、はちまき、面頬(めんぼお)をつける
喉輪は喉を守る鎧、面頬は顔部分を守る鎧ですね。
面頬には、鼻まで覆う下頬、顔全体を覆う総面、鼻が覆われていない半頬、喉を防御できる「垂れ」がついている面頬と色々な種類があったそうです。
(画像出典:銀座長州屋)
顔の防御以外にも、威圧感を与える効果などもあったそう。確かに優しい顔の人も強面になりそう。
14. 兜をかぶる
最後に兜をかぶって完成!
ふぅ〜〜〜〜長い行程だった(笑)「出陣じゃ〜〜〜」までにはいろんな準備があったんですね。
ちなみに、敵・味方が入り乱れてたたかう戦場では同士討ちをしない為に、甲冑の色や旗、羽織の色などで工夫がされていました。念の為に「合い言葉」もあったそうです。