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地域おこし協力隊を任期満了前に卒業。新天地で切り開く「自分らしい生き方」

自然の豊かなところで、自然に近い暮らしをしながら子どもを育てたいー。
そう思う人は多いが、なかなか一歩を踏み出せないのが現実かもしれない。

今回紹介するのは、その一歩を踏み出し、見知らぬ土地で自分たちの仕事と居場所を築いている井上鎮夫さん、多恵子さんご夫妻。宮城県七ヶ宿町の地域おこし協力隊に2人揃って就任後、3年の任期満了を待たずに独立し、現在、炭焼きやドライフラワーのアレンジメント制作をしている。2人はどんな経緯で移住を決め、どんな風に今の暮らしを創り、どう感じているのか。

自然とともに営む仕事

鎮夫さん:奥の方にある炭は固く締まって黒く、火保ちのする質の良い炭になるんです。窯の中のどの位置にあるかでぜんぜん違う炭になります。木の状態やそのときどきの気候も考え、火の加減を調節するのが腕の見せどころです。同じようにやっても毎回同じにはならないんですよ。

車が1台しか通れない山道を登っていった先に、鎮夫さんの炭焼き小屋はある。この日は焼き上がった炭を窯から取り出す「炭出し」の日。薄暗い炭焼き小屋の中で、三畳ほどの広さの炭窯にぎっしりと詰まった木炭を黙々と窯の外に運び、仕上がりの状態を見て仕分けしていく。

横では「とと(お父さん)、スミだすんだって」と2歳のさとしくん。幼い瞳に、父親の働く姿がくっきりと映っていた。七ヶ宿町は人口1500人ほど、高齢化率47%の小さな町である。山中にあるが、宮城県と山形県をつなぐ街道が通り、高速道路を使えば1時間ほどで仙台へも行くことができる。自然に恵まれ、取材に訪れた日も、道の両脇に見事な紅葉が広がっていた。

東京で共働きをしていた井上さん夫妻が「地域おこし協力隊」としてこの町に移住したのは2015年のことだ。なぜ、協力隊を選んだのか。

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