宮崎の限界集落・渡川に学ぶ、地方と東京をつなぐ1つの方法

宮崎県の北部に位置する東臼杵郡美郷町。九州山地の中にある自然豊かな町で、秋田の田舎出身の私でさえ、実際に訪れて様々な感動体験ができた場所だ。

そんな町の中に、川に潜って鮎獲り体験ができるほどキレイな水、山師が仕事をする山々に囲まれた美しい環境がのこる人口350人ほどの「渡川(どがわ)」という地域がある。

いわゆる限界集落と呼ばれる地域でありながら、30代を中心にUターン者が増え、子どもの数や出生率が増加しているという。数多くのメディアが注目する渡川から、動画がリリースされた。

限界集落と東京を繋げた1曲

約1年前、渡川地区のプロモーション映像「どがわ物語」が公開され大きな話題となった。今回の動画は、その続編だ。

「どがわ物語」の映像の中で使用されたBGM「どうかこのまま」の歌手が、宮崎県の渡川を訪れた。

東京の歌手が限界集落へ

そのアーティストの名は、国吉亜耶子さん(from Andare)。渡川の人たちと連絡を取り、昨年公開された動画に感動した国吉さんは1年後、渡川地区を訪れた。

地域で代々続く、渡川の人たちにとって大切なお祭りに参加し、そこで歌を披露した。動画の最後のシーンで、渡川の子どもたちとコラボした「どうかこのまま」の合唱する姿に心が動かされる。

人の心を動かす、本当に大切なもの

国吉さんや映像を見た人の心を動かす要因は、何だろうか?

実際に渡川を訪れた際、地域の人から以下のような話を聞いた。

渡川の人にとって、秋のお祭りは本当に大切なもの。子どもの頃から当たり前のようにあり、自分たちが守って、受け継いでいかなければいけない。県外に出て行った人も、このお祭りに合わせて帰省するぐらいです。

この地域の人にとって、本当に大切にしているものだからこそ、そこに想いがあり、他者の心を動かすのではないだろうか。

地方における情報発信と関係人口

そして、渡川の人たちの行動が人の心を動かす要因として捉えるべき重要なことの1つが、情報を発信し続けているということだ。

移住定住を実現しようと多くの自治体が動いているが、人がいきなり移住するというのは考えづらい。まずは、知ってもらう、興味を持ってもらう、好きになってもらう、来てもらう、ファンになってもらうというように、地域との「関係人口」を増やす必要がある。

そのためには、情報を発信し続けるということが大切だ。

限界集落だって関係ない

現に、渡川の人たちのチャレンジは、多くの人の心を惹きつけている。

その結果として、メディアにも取り上げられる。成果が追い風となり、地域の人たちが新たなチャレンジを始める。そして、それを見た人たちがさらに集まってくる。

限界集落と呼ばれる場所だろうと、関係ない。行動し続けるだけの想いと熱量があれば、人の心を動かすことができるのだ。

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