本気で秋田弁しゃべったら、通じるわげねえべ。
全く容赦無い、うちのばあちゃん。
いつも通り、本気100%の秋田弁。
そりゃ、無理だ。通訳しました。
帰省あるある。秋田弁が通じない。
ちなみに、私の実家は秋田県横手市雄物川町です。秋田の県北・中央・県南で、大分言葉が違います。今回ご紹介する例が、正しい秋田弁とは言い切れませんが、このぐらい意味不明であることを暫し、お楽しみください。
秋田の方言:ばあちゃんのおもてなし
「きみ ゆでだども くが?」
【意味】
とうもろこし 茹でたけど 食べる?
【解説】
□とうもろこし = とうきび → きび → きみ
□食べる = 食う → く
□〜が? = 疑問系
秋田の方言:ばあちゃんの気遣い
「ゆっこ わいでらがら はいってけれ」
【意味】
(お風呂の)お湯が沸いているので入ってください
【解説】
□「風呂」はしばしば省略される
□〜っこ = 何にでも「っこ」を付けたがる
□〜けれ = 相手に何かを勧める、お願いする
更に進化系は、「はいってけれ」ではなく
「ひゃってけれ」となる
秋田の方言:ばあちゃんが孫を見て
「なんぼ なったけな?」
【意味】
いくつ(何歳)になったのかな?
【解説】
なんぼ = どのぐらい(程度・量)
年 = 省略されます
秋田の方言:ばあちゃんが夕方に
「ばんげ なにくいで?」
【意味】
夜、何食べたい?
【解説】
ばんげ = 晩、夜
く = 食う =食べる
〜で = 〜したい
秋田の方言:ばあちゃんに手伝いを申し出たら
「せば それ はやしてけれ」
【意味】
そしたら、それを切ってください
【解説】
せば = そしたら、また
を = 助詞はしばしば省略されます
はやす = (食材を)切る
〜けれ = お願い
最後に:帰省の際は、お気を付けて
まだまだありますが、ご紹介した例から、秋田弁の「パターン」を学んでみてください。
旦那さんや奥さんに連れられて、秋田に初めて来る際は、みなさんお気を付けください。