走る時にはバンザイ!歩き方にも歴史があった

実は昔の人は、私たちの歩き方とは違う歩き方をしていた!?というはなしがあります。そんな昔の人の歩き方にまつわる色々な説についてまとめてみました。

同じ方の手足を出して歩く「ナンバ歩き」とは?

0822(画像出典:長崎大学付属図書館)

一日の平均移動距離が137キロだったという飛脚。一般人と変わらない食生活でありながら江戸京都間を2日間で駆け抜けるという、もはや彼らが忍者なのでは、と思わされるびっくりな人々です。この飛脚ですが、絵でも写真でも、彼らの姿は上の写真と同じようなポージングで残っています。同じポーズをしてみると違和感が!そう、彼らは同じ方の手足を出して走っていたのではないかと言われているんです。

これは、「ナンバ走り」「ナンバ歩き」と呼ばれるそうで、長時間歩いても疲れない、坂道も、荷物を持っていての移動も楽チンと言われ、江戸時代まではこの歩き方が一般的だったとも言われています。

「ナンバ歩き」の基本

ナンバ歩きについては現代には伝わっていないため、色々な方が独自に検証されているようです。素人としてなるほど〜と思ったのは“体をひねらない”、“腰から下で歩く”という点です。着物姿、刀を腰にさしていた、など今とは違う生活スタイルの中で自然であった歩き方が「ナンバ歩き」なのかもしれません。

「ナンバ歩き」では走れない!?

飛脚のような走ることを専門とした人たち以外は、普通の生活において走ることがなかったと言われています。その為、災害や事件で逃げ惑う人々は手をあげてバンザイをしながらなんとか歩くより早く駆けてたそうです。

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(画像出典:消防防災博物館)

この絵は明暦の大火時の絵です。確かに!絵の中には手を上げて逃げる人々が描かれています。実践してみましたが、実際にナンバ歩きをしながら走ろうと思っても上手く走れない…

動いている映像が残っていないので、この「ナンバ歩き」の真相は闇の中、ですが、絵に残った姿が示している通り、昔の人々は今とは違う歩き方をしていたのかもしれませんね!

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