第3回目のクラウドファンディングを活用した資金調達の方法のまとめとなりました。
今回は、クラウドファンディングで資金調達を成功させるために絶対に欠かせない事前準備がテーマです。
事前準備をしっかりと行うことで、支援者集めをスムーズにスタートすることができるでしょう。
支援者を集める事前準備3つのポイント
クラウドファンディングページの準備と共に、支援者を募るための準備を進めていきましょう。
3つのポイントに分けて見ていきます。
1. SNSのアカウントを取得しよう
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SNS=ソーシャルネットワークサービスとは、「インターネット上の交流を通じて社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築するサービス」出典: wikipedia.org
とされています。
身近な例でいえば、Facebookや、Twitterといったサービスをあげることができます。
これらは、インターネット上でクラウドファンディングのことを広く伝えていくために不可欠なツールとなっています。
特に、Facebookは20代以下で約5割、30代と40代で4割弱、60代以上でも2割以上の人が利用しているというデータもあり出典: soumu.go.jp、年代を問わず普及しているサービスとなっています。
そのため、日頃から自分のまわりへの発信ツールを活用することで、友人・知人に対して、またそのまわりの方々に対して情報を発信することができます。
クラウドファンディングについての情報を発信する場所を作るためにも、まずはアカウントを取得しましょう。
2. 勝敗を分ける2つのリストを作成しよう
クラウドファンディングは、オープンしたらいきなり資金が集まっていくという仕組みではありません。
なぜならクラウドファンディングは、「資金が勝手に集まる仕組み」ではなく、「資金を集めることができる仕組み」だからです。
30%ルールが勝敗をわける?
クラウドファンディングの成功率に関して興味深いデータがあります。
それは「30%ルール」と言われるものです。
自分の知り合いやソーシャル・ネットワーク上でクラウドファンディングの目標資金の30%を集めることができれば、そのクラウドファンディングは成功する可能性が高くなる(90%以上)というものです。
だからこそまず最初は、自分のネットワークをフルに活かして支援を募ることが重要だというわけです。
支援依頼のリストを作ろう
クラウドファンディングのスタート時からスムーズに動き始めるためにも、事前に支援依頼のリストを作成しましょう。
仕事やプライベートを含めて、自分のネットワークの中で、クラウドファンディングに共感してくれそうな方を整理しましょう。
なぜその方にお願いしたいのかを考えながら、まとめていきます。
法人への営業リストも作ってみよう
あなたのクラウドファンディングを支援してくれるのは、どのような方でしょうか。
個人を想定しがちですが、法人・団体も支援者のひとりと考えることができます。
思いが同じであったり、取り組みに親和性があれば、高額での支援も期待できます。
同じような企業等がいないかを調べ、リストにまとめていきましょう。
3. 忘れがち!プロフィールを充実させよう
3つ目の項目は、プロフィールです。
クラウドファンディングの起案者として、あなたがどんな人なのか、チームでやる場合はどのようなチームなのかということをしっかり伝える工夫を行いましょう。
たとえ知り合いであっても、あなたのことをすべて知っているわけではありません。
そこで、プロフィールを充実させることで、クラウドファンディングに説得力をもたせ、閲覧者に納得していただくことができるはずです。
きちんと自分のことを伝えられているかどうかを必ずチェックしましょう。
ページの準備と同じく大切
今回のテーマは、すべて忘れがちなポイントです。
ページの準備ばかり行っては、資金調達の道のりは険しくなります。
しっかりと事前準備をすることで、クラウドファンディング成功の確率を高めることができるでしょう。