働き方改革。自分らしく働く、生きる。今、多様な働き方を個々が選択できる社会を実現しようと、様々な取り組みがスタートしている。
そのような状況の中で、出産後のママが働くという選択をした際、どのように社会で働くかを考え、ママと一緒に新しいワークスタイルづくりを実現しようと茨城県の県北エリアで活動する女性起業家がいる。
ヨガの講師を務めながら、働くママをプロデュースする髙橋美紀さんにお話を伺った。
働くママをプロデュースして地域を元気に
髙橋さんは、茨城県北エリアでヨガの講師を務めながら、地域のママとのコミュニティをつくっている。また、ヨガだけではなく、SNSを活用したマーケティング講座を行ったり、着物愛好家として着物をPRしたりしている。
その活動は多岐にわたるが、その根幹にあるのは、日本におけるママが置かれている環境を変えたいという想いだ。
ヨガのクラスで、地域のママと交流する中で感じたのが、「働きたいのに、働けない。」という環境があること。
地方の特徴として、選択肢が少ないことが大きな問題です。現代の女性たちは社会進出し、バリバリ働いているからこそ、出産後もその意識で復帰しようとしても、家族や社会の意識改革がされていないために なかなか仕事を続けることができない状況がいまだにあります。
実際にやってみて「こんな自分でも、起業家になれる。」と、私は感じました。そこで、地域のママたちが何か始めたいと思った時に、他者から評価される何かを一緒につくるサポートをしたいと考えたんです。
ビジネスモデルの明確化
髙橋さんの活動が多岐にわたるため、多くの人に「結局、何をしているの?」と聞かれるという。
地方で起業をする際、あれもこれも多くのことを手がける人が多いが、ビジネスの価値をシンプルに相手に伝えられるかどうかは重要だ。
自分自身の本当にやりたいこと、それを実現するために何をすべきかということ、実際にお金を稼げることという部分で、自分自身を整理しています。
それを考える中で、「働きたいと思っていても、一歩踏み出せていないママ」と一緒に、商品やサービスをつくっていくプロデュースとマーケティング支援を自分の軸にしようと考えています。
地方でチャレンジする
地方には、多くの課題が存在している。その課題を解決し、持続可能なビジネスを生み出し、アクションを続けられる人財が、地方で求められている。
髙橋さんは、地域の働きたいママをプロデュースしながら、ママたちのビジネスが持続可能なものになるように、きちんと稼げる仕組みとして、ママと顧客をマッチングするサービスやママが作った商品を販売するセレクトショップの展開を考えている。
新たなチャレンジをしたいと考え、行動を起こすローカルベンチャーが、茨城県の県北エリアで少しずつ増えている。このような人財が少しずつ集まれば、それは地域のカルチャーになる。茨城は、まだまだおもしろくなる。
限定20名無料「茨城県北ローカルベンチャースクール」受講生募集
【受講申込:2018年8月22日(水)まで若干名・追加募集】
無料の全5回講座、豪華講師陣!髙橋さんも昨年度参加した、稼ぐビジネスをつくるための実践講座です。
「販路開拓 × ブランディング × マーケティング」とローカルベンチャーにとって大切なことを学び、いっしょにチャレンジし続ける仲間をつくり、稼ぐビジネスを生み出すためのプログラムがスタート!
「地方を元気にしたい」
「故郷を元気にしたい」
ぜひ、共に1歩を踏み出しましょう。