PR for こゆ財団(宮崎イノベーションサミット)
地方創生に取り組む各自治体で、地域の課題を解決する起業家人財の輩出・育成・支援に関する活動が行われている。
宮崎県においても、その動きは加速しており、新たな起業家が次々に生まれている。そのようなベンチャー起業家のために、セミナー・ビジネスコンテスト・ビジネスマッチング支援を行っているのが、宮崎県の中央部に位置する新富町で、2017年4月に観光協会を解体し設立された地域商社「一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(略称:こゆ財団)」と宮崎のスタートアップ企業を発掘・応援することを目的とした宮崎商工会議所と宮崎県の共同事業である「みやざきスタートアップセンター」だ。
両団体は、共同で、成長段階にあるベンチャー起業家・担い手がイノベーションの本質に触れられる機会を創ろうと「宮崎イノベーションサミット」を6月23日(土)に開催する。今回のイベント開催について、統括ディレクターをつとめる教育デザイナー稲田佑太朗さんにお話を伺った。
地域イノベーター育成とまちづくり
稲田さんは、宮崎県出身。高校を卒業して県外の大学に進学し、大学卒業後に故郷・宮崎へUターン。7年間、臨床検査技師として務めた後、全く業界の異なる宮崎市の実践型地域雇用創造事業を行う事務局で働き、地域に必要とされる人財育成に携わることを決め、教育デザイナーとして活動を続けている
− なぜ、今回のイベントを開催しようと考えられたのですか?
宮崎県内で、多くのイノベーターが生まれ、各地域を牽引しようとしています。そして、そのような人たちだけでなく、「何か地域のために始めたいけど、何をして良いか分からない。」という人たちがたくさんいるということを前職でも感じました。
地域イノベーターやそれを目指す人たちが、自分の中にあるイノベーションの種を芽吹かせられるようなイベントを開催したいと考えました。
− 今回、一橋大学イノベーション研究センター教授の米倉誠一郎先生が特別講師として参加されるとお聞きしました。
はい、イノベーションの第一人者である、米倉誠一郎先生をお迎えします。米倉先生の話を受けて、あるいは、当日行われる宮崎県内の若手起業家や担い手によるピッチを受けて、参加者が良い刺激を感じるイベントにしたいです。
− 今回のイベントタイトルにも「イノベーション」とありますが、地域にとって重要ですか?
地域だからこそ必要だと思います。「イノベーション」と聞くと、ICTや新しい技術を連想し、自分とは全く別世界の話と捉える人も多いと思いますが、決してそれだけではありません。
米倉先生を特別講師としてお招きし、先生の講演や地域イノベーター達のピッチを聞くことで、参加される方々がイノベーションとは何かを理解し、イノベーターのプレゼンを聞いた時に自分も何か一歩踏み出そうと考えてもらえればと思っています。
地域をより良くする「ブーメラン人材」の誘致
宮崎県でも県外への人口流出が拡大しており、都市部で得た経験やノウハウをもってUターンする「ブーメラン人材」を増やしたいという想いが、稲田さんにはある。
− どんな人たちに参加してほしいですか?
新富町内の方々だけではなく、地域外の人にも参加してほしいと考えています。
私たちは、このようなイベントや人財育成講座を定期的に開催しています。「住んでいる地域をもっと良くしていきたい。自分のできることで、社会をもっと良くしていきたい。」と考える人たちが集まり、つながり、そしてその中心が新富町でありたいなと考えています。
UIJターンを考えている人がチャレンジしながら暮らせるフィールドをこれからも新富町でつくっていきたいです。
イベントや講座を通して、参加する人の行動に変化が生まれる。小さくても、それぞれができる新しいことにチャレンジする。そのような考えに共感し、宮崎県新富町には多くの移住者やイノベーターが集まり始めている。
「チャレンジ・フィールドをつくる」という「こゆ財団」の取り組み自体も、大きなチャレンジといえる。その挑戦は、まだまだ始まったばかりだ。
開催概要:宮崎イノベーションサミット
【日 付】 6月23日(土)
【時 間】 14:00~17:00 (13:30~開場)
【場 所】 新富町交流センターきらり 大会議室(宮崎県児湯郡新富町)
【費 用】 無料
【定 員】 50名
【プログラム】
14:00~14:10 新富町長挨拶
14:10〜14:30 趣旨説明
14:30~15:30 米倉誠一郎先生による基調講演
15:30~15:40 休憩
15:40~16:45 参加イノベーターによるピッチイベント(米倉先生による講評)
16:45~17:00 閉会