PR for 日向ドラゴンアカデミー
宮崎県日向市で、「地域で稼ぐ人財を育成する」ための講座「日向ドラゴンアカデミー」が開催されています。
プロデュースするのは、全国で地域課題を解決するソーシャルビジネス創出を手がけるNPO法人まちづくりGIFT。
日向市の地域資源を活かしたまちづくりに向けて、受講生がビジネスを学んでいます。
まちづくりGIFT代表理事の齋藤潤一さんと、日向市の産業活性化の中心となっているひむかBizのセンター長・長友慎治さんが、ローカルベンチャースクールの魅力について語りました。
東京では味わえない魅力がある
齋藤:日向ドラゴンアカデミー2年目が始まりました。今年はひむかBizと行政とまちづくりGIFTが連携して地域に根付いたものをつくっていきましょうという話になっています。
まずは昨年の日向ドラゴンアカデミーを外から見られてどのように思われましたか?
長友:羨ましい、行きたい、参加したいと思ったけれども参加できないというもどかしさがありました。まさか宮崎でこんなイケてる活動があるんだ、とびっくりしました。
齋藤:特徴として東京では味わえないものというのを考えていて、そこは結構意識しています。昨年は受講生によるプレゼンテーション大会にも来ていただきましたがどうでしたか?
長友:あの時にすごいなと思ったのが他県から来た人が日向の課題を考えてくれているということ。地元の人だけではなく、東京からきた人がわざわざ考えてくれていました。
齋藤:昨年は東京からも受講生が来ていましたからね。今年こうやって一緒にやることになってどんな感じでしょうか?
長友:全部がワクワクで楽しみです。
若い力が学ぶ場
長友:僕は基本的にひむかBizのセンター長、楽しんでやらせていただいているのですが、日向ドラゴンアカデミーは40代以下で世代が近いじゃないですか。だから余計に楽しさが倍増しますよね。本音で話せる。
齋藤:そうそうそう! 実はその辺りすごく意識していまして、40代以上の人はアドバイザーのような感じで入ってもらっています。
やっぱり20代くらいでやらないと意見が出にくくなってしまったりもするし、彼らの活力が無くなったりもするので、若い子たちは自分の発言がしやすいように、年配の方々は自分の経験を活かせるような構成にして、東京では味わえないローカルベンチャースクールをつくっています。
問題解決能力を実践で学ぶ
長友:この講座は、机の上だけで学ぶスタイルではないですよね。
齋藤:そうですね。これからは問題解決能力みたいなものがとても重要になる。例えばこの波なんて誰も予想できない。ビジネスにおいても誰も予想ができない。そういう意味でも彼らに体感で学んで欲しいと思います。
長友:確かに、波ね。乗るしかないこのウェーブ(笑)。ビジネスに似ていますよね。
チャンスを逃すとしばらくは次のチャンスが来ないですしね。
齋藤:東京には有名講師もいるし、いい施設もある。いいコワーキングスペースもたくさんある。でも俺らには波がある! みたいなところはローカルベンチャーだからこそできるし、それが日向のカルチャーとして育っていって欲しいなと思いますね。
長友さん、ゴールがどうなったらいいな、というのはありますか?
長友:今回の参加者の中から、最後のプレゼンテーションをやる前に起業しました、実はみんながやっている間に起業しちゃいましたっていう人が出てくるとか、最後の日にこれで年内に起業しますとか。起業家が3人から5人生まれてくれるといいですよね。
日向市に起業家のカルチャーが広がる未来
齋藤:これがインキュベーションになってここを卒業した人が3年後起業したとか、そういうふうに日向市の中でどんどんと広まっていくといいですよね。起業家のカルチャーみたいなものが。
今回も卒業生がきてくれているし、そういった流れができるといいなと思っています。
長友:最後はプレゼンテーションではなく報告会がいいよね。
齋藤:そうですね。「いくら稼いできたの?」というのを聞きますよ、という形で。超実践型です。
スモールビジネスの種を育て、束にする
齋藤:スモールビジネスで良いと思っていて、ひとつで300万円を集めるのではなくて、30万円を集めた子が10人いれば同じ300万円になる。インパクトとしても同じくらいある。
そういうようなカルチャーが日向に育てばいいなと思うし、そういうのをやりたい人が、長友さんが日向に帰ってきたように、帰ってきてくれるといいなと思います。
日向にはドラゴンアカデミーがある、長友慎治がいる、そして日向市役所があって最後に波がある、じゃあ「日向に行こう! 」となると僕としては本望だと思います。そういうカルチャーをつくれればいいですね。
長友:頑張りましょう!
齋藤:頑張りましょう!
宮崎県日向市だからできるローカルベンチャースクール
せっかく地域にいるのだから、東京のようなモデルではなく、地域に根ざしたスクールモデルを構築する。
そんな思いで、超実践を掲げ、座学だけではなく、町に出て実践的に学ぶ日向ドラゴンアカデミー。
2年目の開催となる今年も、残り3回の講座と折り返し地点を迎えています。
今後、どのような地域課題を解決するビジネスが誕生するのか、注目が集まっています。