70歳以上のおばあちゃんが活躍。渡川を視察
続いて訪れたのは、隣町の宮崎県美郷町の里山・渡川地区。
実は渡川は、限界集落となっている里山にも関わらず、全国各地から視察が訪れるほどに、地域を盛り上げる活動の先進地域となっています。
里山と町をつなぐ。山師の新しい取り組みとは
ゲスト講師は、渡川で山師として活動しながら、原木椎茸の栽培を行う今西猛さんです。
渡川を盛り上げている中心人物のひとりでもあります。
渡川は見てのとおりの里山です。森や山といったものをどう伝えて、価値に変えていくかという取り組みをしています。
その一環で、渡川を町に進出させようと、若草HUTTE(※HUTTEとはドイツ語で山小屋)をオープンさせました。宮崎市内で、渡川の情報に触れて、食事を楽しめたり、仕事ができるスペースです。
70歳のおばあちゃんたちの活動への思いとは
渡川で注目されている活動のひとつが、「渡川まんま」の活動です。
平均年齢70歳のおばあちゃんたちが、地元産品をつかってお弁当やお菓子を作り、販売しています。
カフェをひらくという目標のもと、クラウドファンディングにも挑戦し、約150万円を獲得。
渡川を一躍注目の的とする原動力となりました。
この日の昼食も、渡川まんまの手作りです。
渡川まんまの活動が「若者が頑張っているから私たちも何かしよう」から始まっていることに驚きました。こういう連鎖反応を、地元でも活かしていけたら。
と語るのは受講生。刺激的な渡川訪問となったようです。