地元を離れながら、「地元のために貢献したい」と考えている人は多いのではないでしょうか。
「いつか地元に」という声も、よく聞かれる言葉のひとつです。
地元を離れてもできることがある
「地元に帰らなくてもできることがあると信じています」と語るのは、東京でサラリーマンをしながら、地元の福井県鯖江市の活性化に奔走する森田裕士さんです。
私の父は、福井の伝統工芸の1つである越前漆器の蒔絵師です。
幼いころから父の姿を見ていて、企業に努めながらできることはないかを考えていました。
そこで森田さんが出会ったのは、動画による地域PRです。
自分で動画を作ることはできませんが、動画を作る環境を作ることはできるだろうと考えました。
それなら離れているからこそわかることも活かせると思っています。
福井の伝統工芸を救いたい
実は、福井県は伝統工芸が盛ん。
森田さんは、そんな福井県全体の伝統工芸を盛り上げたいと言います。
実は福井は、伝統工芸が盛んです。父のように蒔絵だけでなく、鯖江の眼鏡以外のものにも興味を持ってほしいのです。
映像制作費用を募集中
森田さんは、地元から離れていてもできる手段として、クラウドファンディングを行っています。
「東京にいるからこそ、魅力を伝えることができます」と語ります。
目標金額は300万円と多いのですが、本物の越前漆器を知っていただきたいと思い、お返しを充実させています。
これをきっかけに伝統工芸の魅力を知ってほしいです。
今いるところからできることで地域貢献を行っていく。
森田さんの姿からは、新しい地域PRの方法が学べそうです。