毎週土曜日朝8:15から放送中の農業ビジネスについて考える宮崎MRTラジオ「稼ぐ農家ラジオ」。NPO法人「高千穂アカデミー」代表・佐藤翔平さんをゲストに迎えた回をまとめました。
公務員、NPO法人の代表、農家と様々な顔をもつ佐藤さん
今回ラジオのゲストとして登場したのは宮崎県高千穂町にお住いの佐藤翔平さん。
佐藤さんは25歳という年齢ながら高千穂町役場農林振興課に勤務しNPO法人「高千穂アカデミー」の代表も務められている方。ご実家が農家ということで農業のお手伝いもされているそうです。
NPO法人「高千穂アカデミー」では、活動の一環として「食べる通信」を展開。こちらは食べ物付きの情報誌で、情報誌の中で農家さんの想いや暮らし、生産しているものを特集し生産物と一緒に消費者に届ける活動です。
資金調達として挑戦したクラウドファンディングでは総計144万円の資金を獲得。多くのファンから支援され、この「食べる通信」には現在100名弱の会員さんがいらっしゃるそうです。
実体験をもとに考える農業の「後継者問題」
齋藤さんから投げかけられた “佐藤さんが考える農業の課題は? ” という質問に対し、佐藤さんからは “後継者がいないこと” という回答が。
後継者がいないという課題に対し、佐藤さんからは高千穂には高校はあるけれど大学や就職になると外に出て行ってしまう、高齢化が進み農業従事者がどんどん減ってしまうというお話がありました。
その他、高千穂町のブランド牛である高千穂牛は、ここ10年ほどで生産頭数が減少、4割ほど減ってしまったというお話も。
佐藤さんからは、子供のときに農業に携わらない、中身を知らないまま外に出て行き、大都市圏で仕事についてそのまま帰らない状況があるという話があり、2人のトークは農業に対する明確なイメージがない、農業は「辛い」「儲からない」などのネガティブなイメージが先行しがちという話題に。