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2018年に草創1300年を迎える「西国三十三所」。1300年を目前に知っておきたい巡礼路についてまとめました。
「33」の数字が意味するのは!?
33箇所の札所を巡る「西国三十三所」。
この33の数字は、法華経において ” 観世音菩薩が33の姿に身を変えて人々の心の悩みや苦しみを救う” と説かれたことに由来しており、その始まりは1300年前に遡るとされています。
閻魔大王にお告げを受けた徳道上人
遡ること1300年前の718年。病で仮死状態となった徳道上人が閻魔大王に会ったことから西国三十三所の歴史はスタートします。
閻魔大王からは、巡礼によって人々を救うようにとのお告げを受け、33の宝印を授かりました。
現世に戻ったのち、この宝印に従って33の霊場が決められたという史料が残されているそうです。