地銀が起業家支援の交流会開催
新たな雇用を生み出し、地域の税収入を維持・増加させながら、イノベーションを起こし続けられる人財となる起業家は、地方の地域経済活性化にとって重要な存在だ。
秋田の第一地銀である秋田銀行は、地方創生の一環として「創業サポーターズクラブ」という県内の起業家の交流を促進する場を設立した。
サポーターズクラブは、起業希望者や創業5年未満の個人・企業の入会を募る。指導役としてすでに県内で事業展開している起業家を約30人迎え、年に4回の交流イベントや少人数のワークショップを定期開催する。
□出典:日本経済新聞
この支援メニューの中にある、交流イベント「アントレカフェ」の第1弾が2月15日に秋田市で開催された。
□詳細:創業サポーターズクラブ
起業家の行動が地方を変える
秋田銀行は、起業マインドの醸成、人的ネットワークの形成、そして、起業家同士の情報交換・交流の促進を目指し、「アントレカフェ」を開催。
第1回目のゲストとして、「秋田ノーザンハピネッツ」を運営する秋田プロバスケットボールクラブ株式会社 代表取締役社長 水野勇気氏が登壇し、基調講演を行なった。
「“動けば変わる”~ゼロからの挑戦」と題した講演をお聞きし、数多くの学びと気付きを頂いた。その一部を共有したい。
県民球団を目指す、秋田ノーザンハピネッツ
秋田県民の誰からも愛される存在として「県民球団」の創造を目指している、秋田プロバスケットボールクラブの水野氏。
「秋田ノーザンハピネッツ」というバスケットボールのプロスポーツチームを設立し、現在は秋田県を本拠地としてBリーグ(B1)に所属し、多くの人々から応援されるチームへと成長を遂げている。
日本において、地方でプロスポーツチームを立ち上げて、永続的に運営することは容易なことではない。
水野氏は講演で、起業家にとって重要な「動けば変わる」という考え方について伝えてくれた。