農家から直接農業ビジネスを学ぶ場として、東京・有楽町で連続開催されているのが「稼ぐ農業塾」です。
生産者や、流通、サービスなど、農業に対して様々なかたちで関わる人たちをゲストに迎えて、新規就農を希望される方や、地域ビジネスに興味があるという方が学ぶ場として運営されています。
食品の安全・安心への取り組みを学ぶ
今回のゲストは、農業コンサルタントとして活躍する尾形俊司さんです。
生肉の加工販売などを行う岡崎牧場で、生食用の牛肉加工に携わりながら、飲食店や、牧草の輸入など、広範囲な農業全般に関わり、宮崎県の農業を盛り上げているひとりです。
広範囲に渡る農業ビジネスを学ぶ
尾形さんの講演では、畜産を中心に餌となる牧草の輸入事情や、流通での課題など、包括的な取り組みに加えて、宮崎から東京、宮崎から世界への展開の中で、どのうように品質を担保しているのか、安心・安全への取り組みを中心に紹介されました。
岡崎牧場のブランド牛である、パイナップルの飼料で育った「パイン牛」のブランディングにも触れ、地方の農業には、マーケティング視点が足りず、商品は良いが価値を高めきれていないものがある点を強調します。
パイン牛は差別化により、ブランド価値を高められているとしています。