MACHI LOGが、おすすめするラジオ番組「稼ぐ農家ラジオ」。農家さんと語りながら農家さんの所得向上について考える毎週土曜日朝8:15から放送中の宮崎MRTラジオ番組「稼ぐ農家ラジオ」12月10日分の放送内容をまとめました。
今回のゲストは前回に引き続き、 “売れれば良い” は時代遅れ。大切なのは「思いと価値の共有」 – 稼ぐ農家ラジオ 12月3日- に登場した美郷町の今西さんです。
今西さんが生産する「原木まいたけ」
今西さんは山師や米作りの他に、原木まいたけの生産も行っています。 “稼ぐ農家ラジオにだけ” ということで今回は今西さんが生産する「原木まいたけ」についての秘話が語られました。
今西さんによると、原木まいたけは日本でもほとんどつくられていない天然のまいたけに近いもの。生産方法はクヌギやナラの幹にまいたけの菌をつけ、しいたけとは異なり土の中に原木を埋めて生産するそうです。
収穫の時期になると木の養分だけを吸って土の中から出て来るまいたけ。その肉厚でしゃきしゃきとした食べ応えと、部屋中に香りが充満するほどの原木まいたけは市販のものとは全く違うのだとか…。
原木まいたけを食べたことのある齋藤さんによると ” 料理下手な (今西さんの) お兄さんにふるまってもらったけれど、美味しかった! ” ということで、今西さんオススメの食べ方は、1番味を感じられる「塩胡椒してオリーブ油で炒める」なんだそうです。
原木まいたけの販促「希少価値」「美味しい」にフォーカス
市場に流通していないため適正価格がない原木まいたけ。
今西さんによるとポルチーニなど高いきのこを輸入して使っている洋食のシェフなどが求めるのがこの原木まいたけで、その存在はまず珍しく、宮崎という近場で香り高いきのこが取れることを大変喜ばれているそうです。
原木まいたけのシーズンは1年のうち数週間。9月下旬から10月上旬に出荷されるそうで、現在今西さんは150キロほどを生産しています。
生のままの原木まいたけは1キロ4千円で販売されているそうで、この価格設定は「希少価値があり」「美味しい」からこそ。Facecbook上にて販売を行っているそうです。
齋藤さんからは ” まさにまいたけの菌が金に変わる ” という発言も。