「農家から農業ビジネスを学ぶ」と題して、連続開催されている「稼ぐ農業塾」。
最前線で農業ビジネスに関わる方々から、「稼ぐ農業」について学ぶ場として活況を呈しています。
テーマは、特産品の販路開拓
今回のゲストは、宮崎県日向市で農家を営む黒木洋人さんです。
今、東京・吉祥寺を中心にブームになっているのが、宮崎県日向市の特産品「へべす」。
このへべすを宮崎県から東京につなげ、今も広げ続けているのが黒木さんです。
農業をするポイントとは?
どのようにして「へべす」は広まっていったのか。
そしてこれから農業を始めたい人にとって、スタートするときにポイントとなるのはどんなことなのかを語っていただきました。
農家の10代目
黒木さんの家業は、10代続いている伝統的な農家です。
黒木さん自身は、大学や専門機関で最先端の農業を学んだあと、Uターンし、実家を継ぎました。
現在の主な生産品は、ミニトマト。
「おいしいものを自分たちで作る」という思いのもと、農業を営んでいます。
農業のポイントを見極める
黒木さんは、農業をするにあたっての稼ぐポイントについて、次のようにまとめています。
・農業は農家それぞれで農法が違う
・稼げるかどうかは、選ぶ農法と地域と栽培する作物で決まる
黒木さんは次のように語ります。
有機農業をはじめ、よく知られている農法から、例えば水耕栽培といったものまで、様々な農法があります。農家は、それぞれいろいろな理由で色々な農法で農業を営んでいます。
そしてその農法が、選ぶ地域とあっているかどうか、何を栽培するかと密接な関係があります。
つまり、まずどこで何をどうやって作るのかを考えることが大事です。
マニュアル化された農業をまずはやってみる
「まず何から始めれば良いのか」ということを考え始めると、答えにたどり着くのは容易ではありません。
そこで黒木さんが提案する、まず最初に取り組むべきことは、マニュアル化された農業を選ぶことです。
作り方、やり方が確立していることから始めましょう。いろいろなことに挑戦する前に、まずは、「生活のベースを作る」という意味でも、着実に作っていくことができる農業から始めるのが良いと思います。
と語ります。