「東北の魅力を世界に伝える」を使命に活動中。【毎日東北】と題して東北の情報を毎日発信!「MACHI LOG」東北の編集長、広告代理店「東北プリントワールド株式会社」代表取締役。TOHOKU 2020 代表:東北で挑戦する起業家のマーケティング・ブランディング支援。企業・官公庁の実績多数。
【東北の魅力を外に発信】する人材育成講座
発信し、伝え、表現する人々を「ジャーナリスト」として捉え、組織や媒体の枠を超えて「伝えるスキル」を学びあい、日本のジャーナリストの裾野を広げてレベルを高めるために活動を続ける組織、JCEJ(日本ジャーナリスト教育センター)。
JCEJは、復興庁の「新しい東北」情報発信事業での採択を受けて、「東北ローカルジャーナリスト育成事業」を行なっています。
地域のニュースを地域の外に発信する「ローカルジャーナリスト」を育成する事業です。(中略)東北の新しい魅力を全国に届け、ヒトやモノを動かす循環を作り出すことを目的としています。
そんな東北の情報発信人材を育成する事業の一環として、2016年11月に東北6県で3つの基本講座が行われています。
500円で学べる、情報発信の基礎講座
第一線で活躍する講師3人が、それぞれのテーマで講演を行います。
□講座1)青森・岩手 ※終了
『ウェブで伝わる文章の書き方』
(講師:岡本真さん)
□講座2)秋田:19日・山形:20日
『地域の魅力を再発見するには』
(講師:田中輝美さん)
□講座3)宮城:26日・福島:27日
『取材で話を「聞き出す」力』
(講師:鎌倉幸子さん)
毎週土・日、全講座とも13時〜15時30分まで。
参加費は、資料代500円のみです。
今回は、11月13日(日)に開催された、『ウェブで伝わる文章の書き方(講師:岡本真さん)』で学んだことの一部をシェアします。
講師の岡本真さんは、「Yahoo!知恵袋」の生みの親。サービス運営の中で、組織としてブログ運営も行われてきました。
そんな経験の中で学んだ、不特定多数の人たちへ適切に情報を伝えるために大切な「情報発信の方法とコツ」を教えてくれました。
ウェブでの<伝わる>文章の書き方
まず、情報発信を行う上で、「伝わる」ということを理解する必要があります。
「伝える」と「伝わる」には、大きな違いがあると岡本さんは教えてくれました。
「伝えた」相手に、期待する何かをしてもらえる
□出典:岡本真さんの講演資料
この状況を作り出せれば、伝わったことになります。逆に、情報を発信しただけでは、伝わっていると言えないのです。
ウェブの普及で、情報は埋もれる
この「伝わる」の考え方は、日常的な業務連絡にも共通して言えることですが、ウェブの世界ではより顕著に現れます。
インターネットとSNSの普及により、情報発信を誰でも簡単に行えるようになり、以前よりも目にする情報量が圧倒的に増えました。情報が誰かに伝わるには、3つの段階をクリアしなければいけません。
伝わるまでの3段階
□目にとまる
□選んでもらう
□読んでもらう
□出典:岡本真さんの講演資料
膨大な情報の中からユーザーの目にとまり、一覧表示の中からクリックされ、実際に読んでもらえるかどうかまで考える必要があります。
紙媒体とは異なり、ウェブはすぐにユーザーをその場から離脱させます。「この情報は違う」と判断されれば、一瞬で他のページへ移動されます。
では、情報発信において、どんなことが大切になるのでしょうか?