今から29年前の1987年9月23日、沖縄県で20世紀最後となる金環日食が観測されたことをご存知でしょうか。地球・月・太陽がほぼ一直線に並び、太陽の方が月よりも大きく見えることから月の外周に光がリング状に見える金環日食。
世界規模で考えると数年に1度見ることができますが、日本で見られるとなるとその機会は大変貴重なもの。次回の金環日食はいつ? どこで!?
20世紀中に日本で観測した金環日食は計6回
1901年から2000年の20世紀中に日本で観測された金環日食は計6回。
1915年8月11日に小笠原諸島で、1837年12月3日に父島〜硫黄島で、1948年5月9日に礼文島で、1955年12月4日に石垣島・西表島で、1958年4月19日に奄美諸島・八丈島で観測されています。
20世紀最後の観測となったのは1987年9月23日、沖縄本島でのことでした。
参照元:富山市天文台 20世紀中に日本国内でみられた皆既日食・金環日食
21世紀に入って初めて見られた金環日食は記憶に新しい2012年5月21日のもの。観測できる範囲が九州・四国・本州太平洋側と範囲が広かった為、全国的に話題になりました。