日本でも大人気のチョコレート。
原材料となるカカオ豆の輸入量は年々増加し、主にガーナなどからの輸入で賄われています。近い将来に商品化も期待される日本生まれの「国産カカオ」についてまとめました。
カカオ豆は不足の危機!?
日本チョコレート・ココア協会がまとめた統計によると、90年代に入ってから年間のカカオ総生産量に対し、消費量が上回る年が増加。
昨年は天候不良による不作で6年ぶりに高値を記録するなど、数年前からカカオ不足の問題が取り上げられています。
日本ではハードルが高い。 カカオ豆が育つ条件
カカオ豆は熱帯植物。栽培されているのは高温・多湿な地方で、産地は西アフリカや東南アジア、中南米などです。
主要産地には、赤道の南北緯度20度以内、年間平均気温27度以上、しかも年間を通してその上下する範囲がごく狭いという限定的な条件が挙げられ、日本産のカカオ豆の栽培はハードルが高いことが想像できます。
そんな中、日本生まれの「国産カカオ」の研究を重ねている企業や団体が生まれています。
参照元:日本経済新聞2016年7月7日の記事, 日本チョコレート・ココア協会 チョコレート・ココアの統計