MACHI LOG

転職でエンジニアの地方移住。シビレる日本の作り方

転職でエンジニアの地方移住。シビレる日本の作り方

    CATEGORY: AREA:宮城県

故郷の問題から、日本の地方の課題を考える

S_Toyota_DSC_0390シビレ株式会社 CEO 豊田昌代さん

岡山県出身の豊田さんが「シビレ」というサービスを始められた背景には、ご自身の故郷が抱える問題がありました。

豊田さん:
「故郷の人口減少に、危機意識を持っていました。自分の母校が廃校になるかもしれないという話や周囲の学校が廃校したニュースを聞いて、その意識は強くなっていました。『自分のまちをユニークで、魅力ある場所にしたい。』と考えていた時に、IT人材の誘致プロジェクトに参加し、『自分の故郷だけでなく、どの地方にも同じような課題がある』と気付き、その課題解決のためにサービスを開始しました。」

元々同僚だった、豊田さんと鈴木さん。一度は別々の道へ進みますが、この「IT人材の誘致プロジェクト」によって、再び共に仕事をする仲になり、想いを同じくしたお二人は会社を設立し、「シビレ」というサービスをスタートされました。

地方にもっとシビレる仕事をつくりたい

S_Suzuki_DSC_0370シビレ株式会社 COO 鈴木翠さん

一方、宮城県出身の鈴木さんが、「シビレ」というサービスを始められた背景には、地方共通の課題と東日本大震災がありました。

鈴木さん:
「地方は事務系の仕事が多く、仕事が限られていてクリエイティブな仕事に就くのは難しいと思い、私は上京しました。その後、東日本大震災が起こり、自分自身の働き方も考え直し、地元に何かを返したいと思うようになりました。そのタイミングで、IT人材の誘致プロジェクトに参加し、その重要性を感じました。ただ、行政の事業として行うと様々な制限や要件があります。もっとスピード感をもって行動を起こすために、自分たちでサービスを立ち上げました。」

地方にも、仕事はあります。特に東北では東日本大震災以降、志高い起業家・若手経営者が、ITを活用して社会問題を解決しようと取り組んでいます。

地方で高い熱量をもってイノベーションを起こそうとしている企業と、地方へ出てでも自分の新たな可能性に挑戦しようとするエンジニアをマッチングできれば、地方はもっともっとシビレる場所になるだろうと、お二人の話を聞いて感じました。

>>「東京でしか生きられない」と思うことがカッコ悪い