松代藩の初代藩主である真田信之 (信幸) は真田幸村の兄。関ヶ原の戦いでは父と弟と袂を分かちながらも戦い抜き、徳川幕府では大名となりました。
彼が生きたことで真田家は明治維新にいたる約250年もの間も存続し、彼もまた長い人生を生き抜いています。
父の死から約10年後に藩主となった信之
真田信之は徳川幕府下においてその功績から沼田藩3万石、そして松代藩10万石の藩主の地位を築きました。
信之が松代藩初代藩主となったのは50歳半ばの時。父・真田昌幸と死別してから約10年、弟・真田幸村との死別からは約7年の月日が流れていました。