単に買い物をする場所以上の価値。
地方の至る所で、商店街が衰退しています。人口減少や大型商業施設の存在など、外的要因も大きいでしょうが、本質的には商店街の熱量と行動次第だと考えています。
お客様にとって、周囲の住民にとって、どういう場所になるべきかを考え、示す必要があります。
商店街スゴロクに110人参加
秋田県秋田市で、市民団体「SiNG」が企画した「商店街スゴロク」というイベントが行われました。
イベントを通じて人を呼び込み、商店街を活気づけようと企画。マス目には店ごとに決められた「買い物をする」「コーヒーを頂く」などの指示が書かれており、参加者はさいころを振り、指示をクリアしながらゴールを目指した。
□出典:毎日新聞
今回が26回目の開催となり、110人がイベントに参加して商店街を巡ったそうです。
商店街と消費者を繋ぐきっかけをつくる
周囲の人々が商店街へ足を運ぶきっかけをつくる、地域に暮らす人々と商店街の人々を繋げるという点において、非常に素晴らしい企画だと感じました。
実際に参加した人から、「新しい発見があった。お店の人と楽しい会話ができた。」というような声が出ていたようです。
次回は、7月23日に開催予定だそうです。気になった方は、「SiNG」さんを是非チェックしてみてください。
ビジョンを掲げ、継続する
ただ、イベントの日だけ人が集まるのでは、勿体ない。
顧客にとって、地域にとって、どういう存在になるのか、それによってどんな社会をつくっていくのか。
イベントを通じて、商店街という存在の軸となるビジョンを伝えることができれば、もっと人々にとって商店街が大切な場所になるはずです。
共に地域の魅力を伝えるため、ビジョンを掲げ、そのために必要な行動を継続的に積み重ねていきましょう。