秋田名物、きりたんぽ鍋。
秋田名物として、この時期に名前が挙げられる、きりたんぽ鍋。実際には、秋田全域というよりも秋田県北部における郷土料理と言えます。
きりたんぽ鍋の主役は「きりたんぽ」ですが、秋田県人にとって、比内地鶏(鶏肉)ともう一つ外せない具材があります。
それが、根っこ付きの「せり」です。
きりたんぽの具材、根っこ付きの「せり」
他の地域の人にとっては意外かもしれませんが、「せり」の根っこを食べることは、秋田県人にとって常識です。
むしろ、根っこがシャキシャキして美味しいという意見も多いです。
「せり」と言えば、圧倒的シェアを誇る宮城県の「せり鍋」の人気も上がっていますが、秋田県人の「せり」に対するこだわりも負けていません。
秋田県湯沢市、三関のせり
以前、日本一の品質を誇る、秋田県湯沢市の「三関のさくらんぼ」についてご紹介しましたが、三関は「せり」も有名です。
山の麓から湧きでる豊富な水、扇状地の豊かな恵みを受けた「三関のせり」は、首都圏の高級デパートでも取り扱われ、全国からも非常に高い評価を受けています。
根っこが太く、長く、栄養価も高い「三関のせり」は、一度食べると病み付きです。
せり農家さんの想い
先日、湯沢市で「三関のせり」を作っている若手農家さんに取材をさせて頂きました。
しっかりと経営視点で農業を捉え、毎日ワクワクしながら、自然と農作物とお客様に向き合って仕事をされている姿が印象的でした。
そして、「仲間と協力し、地域ブランドをしっかりと守っていきたい。」という強い熱意に感動しました。
後日、インタビュー記事を公開します。秋田の若手農家さんは、元気です!