総務省統計局の2014年の調査によると、一世帯当たりのインスタントラーメンの消費量は8403gで、青森県が8年連続1位です。
2位から4位も東北や北陸の県であることからも分かる通り、冬の雪で覆われたシーズンに常備できるインスタントラーメンは強い見方です。
また、青森は中華麺の消費量も2位、ラーメンの具に使われる豚肉やもやしの購入量も1位なのに対し、うどんそばの消費量では30位以下と、ラーメン好きな県であることが分かります。
青森で人気の銘柄もあり独特のインスタントラーメン文化を形成しています。
カップラーメンの元祖!カップヌードル
カップラーメン消費量は1位になれなかった青森県ですが、市別で青森市はカップラーメン消費量1位に輝いています。
あるネット調査会社の2015年の調査では、カップラーメンの人気ランキングの1位は全国的にカップヌードルという結果になりました。
実際、日清食品の売り上げランキングでもカップヌードルはトップで、元祖カップめんとしての面目を保ち続けています。
やわらかめの麺は、最近の本格志向のカップめんとは一線を画していますが、ダイスミンチと言われる昔ながらの肉とコロチャーと言われる再現性の高い肉の配分を変化させるなど、常に質の向上を続けています。
前述のネット調査の結果では青森はしょうゆ味が1番人気でした。
インスタントラーメンの本格派!マルちゃん正麺
スーパーマーケットのPOS情報の統計では、2013年の販売No.1の袋麺はマルちゃん正麺でした。
マルちゃん正麺は、生めんを茹で上げたときの表面のモチモチした感触の原因となっている糊化を、製造元の東洋水産が再現することに成功したインスタントラーメンです。
その、生めんに近い感触が特徴で2011年の発売以来人気を維持しています。
一番販売量が多いのは、しょうゆ味ですが、前述の統計では、3位に塩味・7位に味噌味・10位にとんこつ味とランキングに4味が入っています。
その後、うどんや冷やし中華などもラインアップに加わり、2016年時点で9ラインアップが販売されています。
青森でご当地人気の味!青森味噌カレー牛乳ラーメン
青森は煮干だしのラーメンがカップメン化されるなど、全国にも話題を提供しています。
そんな青森で長年親しまれてきたのは、味噌カレー牛乳ラーメンです。
味噌カレー牛乳ラーメンの元祖は札幌の味噌ラーメンへのトッピングで作った裏メニューです。
それが人気とともに表メニューとなりました。
このラーメンは、青森味噌カレー牛乳ラーメンの名で、インスタントメンとして高砂食品からも販売されています。
スープは、味噌とカレーの強い味を牛乳がまとめることでまろやかな中にもスパイシーなアクセントが加わります。
さらにバターをトッピングすることで、香りを加えて楽しむのが青森のスタンダードです。