日本人は、お土産が大好き。
古くは神社でお守りやお札を頂いてくることに由来すると言われている、お土産。旅行先のお裾分けとして、日本人は知人・友人・家族などにお土産を買って帰ります。お土産として人気なのが、銘菓。
日本全国、様々な銘菓がありますが、貰って嬉しい人気のご当地銘菓はどこの何でしょうか?
貰って嬉しい銘菓ランキング1位、宮城の「萩の月」
Jタウン研究所が、「もらってうれしい『ご当地銘菓』は?」というテーマで、都道府県別にアンケート調査(2015年8月18日〜9月14日)を実施しました。
予め有名な12種類のご当地銘菓をピックアップし、その中で貰って嬉しいものを読者が選ぶ方法でランキングが決定。
1位:萩の月(宮城)25.6%
2位:白い恋人(北海道)16.9%
3位:赤福(三重)13.5%
□出典:Jタウン研究所
このような結果になり、宮城の「萩の月」が1位に選ばれました。フワフワしたカステラ生地で濃厚なカスタードクリームを包んだお菓子として、大人気です。
非常に興味深いのは、上位人気の銘菓は、地元での人気が非常に高いということです。「萩の月」も、地元・宮城で愛されてます。
震災時も人々を元気づけた、萩の月
「萩の月」は、以前「ずんだシェイク」でもご紹介した菓匠三全さん(宮城県仙台市)が販売し、35年以上も愛され続けるご当地銘菓。そんな菓匠三全さんに関する、こんなエピソードがあります。
今から5年前の東日本大震災の時、菓匠三全さんも大河原町にある製造工場が被害に遭いました。しかし、地元に少しでも役立ちたいと行動を起こしました。
地震発生4日後、大河原町役場へ在庫していた「萩の月」などのお菓子約1万1500個を提供。以降も、宮城県南部の自治体に配布したと言います。
「津波に襲われて約1200人が孤立した仙台空港では、空港職員が配った『萩の月』で被災者が元気づけられたという話も聞きました。今後、生産ラインを一刻も早く回復させて、また避難所に届けたい」(田中正人・専務)
□出典:週刊ポスト2011年4月8日号
地域と共に生きる地元企業が作るお菓子だからこそ、地域の人々に愛され続けるのですね。
魅力は、品質と想いのかけ算
仙台・地下鉄東西線開通に伴い、特別パッケージ(3個入)販売中
「萩の月」は、地域と共に生き、地域に愛される存在。加えて、本当に美味しい。
人々に認められる高い「品質」と人々から愛されるという「想い」のかけ算で、商品の魅力は決まります。品質と想いのどちらかが、ゼロかマイナスだとダメなのです。
人々に求められる商品・企業は、その両方を追求し続けています。
人気の「萩の月」を仙台駅構内で
菓匠三全
□住所:仙台市青葉区中央1-1-1 仙台駅2F
□時間:7:00-21:30
※3店舗あり、内1店舗は7:15-21:15営業