□画面キャプチャ:峯田敏郎彫刻展「記念撮影―存在と気配そして空気―」
秋田県人は、秋田に所縁のある芸術家について、あまり知らないのではないでしょうか?
これは、私自身を含めての話ですが、小さい頃の記憶の片隅には確かにあるのに、どこかで見たことがあるはずなのに、それをきちんと認識し、大切に扱っていないのではないでしょうか。
全国各地の大学で教鞭を執り、10年近く秋田で暮らし、数多くの作品を制作した彫刻家がいることを知っているでしょうか?
秋田で約10年過ごした彫刻家、峯田敏郎の国展出品作品が展示中
彫刻家、峯田敏郎。
山形県生まれ。北海道から熊本県まで、全国各地の大学で教鞭を執られた峯田敏郎さんは、30代後半から40代後半の約10年間を秋田県で過ごし、その期間に「峯田芸術」を象徴する多くの作品を制作したと言われています。
今週末の2月7日(日)まで、秋田県立近代美術館(秋田ふるさと村内)にて、峯田敏郎さんの国展出品作品を含む30点を鑑賞することができます。
峯田敏郎さんにとって、彫刻とは?
彫刻というと、みなさんはどんなイメージを持っているでしょうか?
彫刻は、造るものではなく試行錯誤の末に生まれて来るもの。立体は、それ自体を見せるだけでなく、それを取り巻く空気も見せるもの。そして不思議な存在として目の前にあるもの…など、ようやくたどり着いた私のこの地点から、今後どう変化していくのだろうか。
こちらは、今回の企画展のパンフレットから引用した、峯田敏郎さんの言葉です。
私は、それほど難しく考えなくても良いと感じました。目の前に存在する彫刻とその空間から、見た人が自然と何かを感じられれば、それで良いのかなあと思います。
こちらの企画展は今週末までの展示で、大学生以下は無料です。今まで彫刻をきちんと鑑賞したことがない方も、是非お気軽に足を運んでみてください。
イベント情報
「峯田敏郎彫刻展
記念撮影ー存在と気配そして空気ー」
□期間:2015年11月29日~2016年2月7日
□場所:秋田県立近代美術館 MAP
(秋田ふるさと村内)
□時間:9:30~17:00(最終入館は16:30)
□料金:一般:500円
団体(20人以上):450円
シルバー:450円
大学生以下:無料
□ホームページ
■参考・引用:峯田敏郎彫刻展「記念撮影―存在と気配そして空気―」