□画像提供:Concierge, Akita
移住だけでなく、インバウンド誘致にも力を入れている、秋田県。
少しずつ、その成果が数字として表れ始めています。
外国人観光客の宿泊が約2倍
秋田県仙北市は、旧仙北郡の角館町・田沢湖町・西木村が合併してできた市です。
「みちのくの小京都」と呼ばれ、武家屋敷が広がる角館。春には河川敷に広がるしだれ桜、秋には武家屋敷通りを彩る紅葉。比内地鶏を活かした、死ぬ前に絶対食べたい「究極の親子丼」も絶品です。
田沢湖地区は、その名の通り日本一深い湖、田沢湖が有名。加えて、絶景紅葉スポット「抱返り渓谷」では雄大な自然を満喫できます。
そんな仙北市で、外国人観光客の宿泊が倍増しているそうです。
外国人観光客数、9月までで約1万4千人
秋田県仙北市には、今年に入りに延べ約400万人の観光客が訪れているそうです。この内、宿泊客は約10%。全体的な数値は、昨年とほぼ同水準ですが、外国人観光客の数が増えているのです。
秋田県仙北市に今年1〜9月宿泊した外国人観光客の数は約1万4千人となり、前年同期の約2倍に達した。円安や観光ビザの発給要件緩和などが追い風となっているほか、海外からの観光誘客に向けた市の取り組みが後押ししたとみられる。
□出典:さきがけonTheWeb
外国人観光客で最も多いのは、例年通り韓国からの観光客ですが、台湾やタイなどからの観光客の割合も高まっているようです。
仙北市は、国籍・年齢・障がいの有無などに関係無く旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」の実現に力を入れています。
ユニバーサルツーリズムに関しては、観光庁が平成23年度から本格的な推進事業を開始しています。
その実現には、地方自治体・NPO・市民団体・地元企業などによる地域内連携が不可欠でしょう。そして、根本的には、その地域に住む人たち、1人ひとりの意識を高める必要があると考えます。