宮城県仙台市に、「より住みやすい街づくりへの貢献」という理念を掲げる外壁リフォームのプロフェッショナル集団、株式会社スマートプラスがあります。
実はこの企業は、外装工事に特化した業務効率UPを図るシステム「スマートドライブ」を開発し、外装リフォーム業界に、新しいルールを作ろうとしています。
業界で横行していた、外壁塗装の際のずさんな現状を正し、現場も、業者も、そしてお客様も幸せになる仕組みを作ろうとしています。
仙台という地域から、どのようにして業界を変革するようなことができているのか。
代表の和田憲治さんにお話を伺いました。
業界のルールを変えるために必要な3つのこと
まず模倣されないものを作ることが大前提です。
小さい会社が革新的なものを小資本でつくっても、大企業に一瞬で真似されてしまいます。
しかし、私たちのスマートドライブは真似されません。
なぜなら、現場をずっとやってきた営業と、その気持ちを汲めるシステム会社とが組んでいるからです。
想いをもって取り組める相手同士で組んでいるから早いし、仕組みだけ真似してもうまくいかないようにしているんです。
その上で、ローカルベンチャーが業界のルールを変えるためには、必要なことが3つあると考えています。
1. ネットワークを構築する
経営者が全国津々浦々に飛び込んで、業界の有名人と会うことです。
業界の権威と会い、ネットワークを構築する。
外装業界でいえば、内装・外装の方々に多く会い、業界内に応援者を作っていきました。
ネットワークができれば、人を巻き込むこともできていくはずです。
2. 正しいことをやる
ルールを作るのだから、正しいかどうかは大事なことです。
表面だけ取り繕っても、社会は健全な方向に流れていってしまうものです。
そして、正しいことだけどそれをやるのがめんどくさいということではいけません。
3. 異業種から学ぶ
例えば、今私がやっていることは他の業界では既にできていることだったりします。
異業種にアンテナを張り、「これは自分の業界に活かせないか」と考えるのが大事です。
業界を変えるなら、他業界から学ばなければいけません。
想い以上に大事なのは行動すること
想いはもちろん大事ですが、それ以上に大事なのは行動することです。
動いていく中で学んでいくのが大事です。
体感できたことでしか、本当の発想にはならないと思います。