今年の民放連ドラの中で、堂々の最高視聴率を記録した「下町ロケット」。
第5話のロケット打ち上げシーンも感動しましたが、最終回のガウディ臨床治験成功・ロケット打ち上げも感極まりました。
ドラマにも登場したJAXA(宇宙航空研究開発機構)。ロケットの発射場としては種子島が有名ですが、そのロケット実験場が秋田県にあります。
秋田のJAXAロケット実験場で燃焼実験成功
Giant rocket engine used in the early years of space flight
JAXAのロケット実験場があるのは、秋田県の北西部にある能代市。
そこで12月21日、国産小型ロケット「イプシロン」の新型エンジンの燃焼試験が行われ、実験は成功しました。
ロケットは、2013年に打ち上げに成功したイプシロン1号機の「強化型」として開発中。全長26メートル、直径2・6メートル、重量約94トン。1号機に比べ、人工衛星の搭載スペースを1割余り拡大し、搭載できる衛星の重さを約3割(140キロ)増やす計画。16年度に電子やイオンの観測衛星を搭載しての打ち上げを目指している。
□出典:さきがけonTheWeb
今回の試験は、実際にロケットが稼働する宇宙空間に近づけた、ほぼ真空状態の中で行われたそうです。
2009年からは京都大学・秋田大学との連携も
能代ロケット実験場が開設されたのは、1962年。その後、様々なロケット実験が行われる場としてだけではなく、大学共同利用研究の場としても活用されています。
2009年からは、京都大学と共同で液体水素の熱流動特性試験が開始され、秋田大学の学生教育の場としても利用されました。今後もハイブリッドロケット研究など、多数の共同研究が計画されています。
□出典:JAXA
秋田から新しい技術が世に出ていく未来に期待ですね。