日本の入城者数の最多記録は2008年の熊本城でその数221万9517人。2015年12月、姫路城の入城者数が222万人を突破し、日本の入城者数最多記録を更新しています。姫路城に伝わる伝説をまとめてみました。
日本初の世界文化遺産「姫路城」
平成5年に奈良の法隆寺とともに日本で初めての世界文化遺産となった姫路城。別名を「白鷺城」と呼ばれ親しまれています。
姫路城はこれまでに昭和10年から昭和39年までの長い期間に渡り計画・実行された「昭和の大修理」、平成25年から平成27年までに行われた「平成の大修理」を経て400年以上前と変わらないその姿を現代に残しています。
伝説その1: 元々は丘の名前!? 姫路城の名前の由来
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“姫路”の名の由来は奈良時代初期に編纂された「播磨国風土記」にある”日女道丘 (ひめじおか)”。ここに出てくる日女道丘が、現在姫路城がある姫山を指しているとされています。
地名として「姫路」が使われるようになったのは江戸時代初期、池田輝政が姫路城を築いた当時。城下町を整備した文献にその名を見ることができます。