近年、人気のふるさと納税。
「ふるさと」というよりも特定の地域を応援する形として、多くの人に利用されています。中には、ある種、お得な買い物のような感覚で利用されている方もいるようです。
秋田県秋田市が、ある取り組みを開始したところ、同市のふるさと納税が7.5倍になったそうです。
ふるさと納税、7.5倍の理由
2015年10月から、秋田市はふるさと納税について、新しい取り組みを開始しました。
10月から「ふるさと納税」にポイント制を取り入れた秋田市への寄付申込額が、19日時点で、昨年度1年間(507万円)の7・5倍に当たる3817万円に達した。穂積志市長は20日の会見で「地域産業の拡大につなげたい」と述べた。
□出典:さきがけonTheWeb
ポイント制によって、より自由に商品を選べることが、人気に繋がっているそうです。
JTB西日本がふるさと納税ポータル運営
□画面キャプチャ:ふるぽ
秋田市は謝礼品の交換のために、株式会社JTB西日本が運営するふるさと納税ポイント自治体ポータルサイト「ふるぽ」を活用しています。現在、全国で7,685件の商品が登録されています。
このような動きは、ネット上だけではなく、リアルの場でも広がりつつあります。
地方創生の新拠点、浅草・まるごとにっぽん
2015年12月17日、地方創生の拠点を目指し、浅草に開業する商業施設「まるごとにっぽん」。
17市町村のアンテナショップが集結するほか、来館者と地方を「モノ」「コト」「ヒト」でつなぐ窓口「おすすめふるさと さろん」がオープンします。この中では、日本初となる実店舗「ふるさと納税コンシェルジュ」が展開されます。
こちらは、ふるさと納税ポータルサイト「さとふる」を運営する株式会社さとふるによって展開され、PCやタブレットを使用し、ふるさと納税をその場で申し込める対面サービスが提供されます。
ふるさと納税は、新たなフェーズへと進もうとしています。