MACHI LOG

大曲の花火で、ペンライトや懐中電灯を観客が準備する理由 – 秋田/仙北

大曲の花火で、ペンライトや懐中電灯を観客が準備する理由 – 秋田/仙北

    CATEGORY:観光 AREA:秋田県

shutterstock_59902438

日本全国から秋田県に、70万人以上の観光客が集まる日があります。

大曲の花火。この日、秋田県大仙市にある大曲地区の人口は、普段の18倍以上にもなります。

以前の記事で、その魅力についてお伝えしましたが、もう1つの魅力を追加したいと思います。

大曲の花火の魅力:感謝のライト

※大音量注意

大曲の花火では、観客がペンライトや懐中電灯を準備します。そして、それらの光は、花火大会終了後に使用されるのです。

観客から花火師への感謝

花火が終わった後、1人また1人と、観客がライトを照らし始めます。

その無数に広がるライトの光は、観客から花火師への感謝の気持ちを示しています。実際に、会場で花火を見ると、本当に心から感動が溢れてきます。

このライトは、観客から花火師さんへ、心からの「ありがとう!」を伝えたいという想いからスタートしたもの。

花火師から観客への感謝

そして、更に素敵なのは、それを見た花火師の行動です。

観客からの想いに応え、対岸で発煙筒をたき、「観てくれてありがとう!」の気持ちを示します。この想いが、来年の花火大会にも繋がるのでしょう。

この感謝のライトは、20年以上続いているそうです。是非、みなさんも「大曲の花火」を観に行き、参加してみてください。