私の故郷は、秋田県横手市雄物川町。
雄物川町は、「まつたけの里」としてPRしていました。町内の山の中で、松茸がたくさん採れたからです。現在、採れる量は僅かになってしまいましたが、今でも「まつたけの里」を自負しています。
その恩恵を受け、私は子供の頃、松茸ご飯を給食で食べていました。
給食に、松茸ご飯が出る学校
雄物川町の小学校・中学校では、年に1回だけ、給食で松茸ご飯が出されていました。
こちらが、証拠の映像です。私の母校でも、同じように松茸ご飯を食べていました。
毎月配られる給食の献立表。10月は必ずチェックして、何があっても松茸ご飯の日だけは休まないと心に決めていたのを思い出します。
まつたけの里、雄物川町
以前は、我が故郷の雄物川町で、10月の体育の日に、「まつたけマラソン」というスポーツイベントが開催されていました。
何と入賞すると、松茸が貰えるというマラソン大会です。中学生の部もあり、僕の友人は優勝して、誇らしげに松茸を掲げていました。
そして、この大会のスゴいところは、参加者全員へ松茸ご飯が配られることです。
参加者を集めるために、中学校で運動部に所属する生徒は強制参加でしたが、松茸ご飯を食べられるので、みんな5kmぐらい頑張って走ってました。
この大会も、地元の企業スポンサーの減少や合併後の予算縮小で、無くなってしまいました。非常に残念です。
地域の歴史を活かしたPR
「松茸」というものに、もう少し地域の歴史や文化を絡めることができれば、1つの資産になり得ると思います。
地域に埋もれている資源を活かすためには、ストーリー(物語)・ヒストリー(歴史)・フィロソフィー(哲学)が大切です。