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FUJIYAMA、ドドンパなどを始めとする日本最強クラスの絶叫系マシンが一堂に会する富士急ハイランド。
そういったド派手なアトラクションが話題になりやすいこのレジャースポットですが、その中にひっそりたたずむ「富士山美術館(フジヤマミュージアム)」というスポットがびっくりするほど面白いんです。
フジヤマミュージアムってなに?
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フジヤマミュージアムは、富士急行が創立75周年を記念して建設した施設で、古今東西のあらゆる「富士山」をテーマにした絵画を展示しています。
富士山は言わずもがなの日本最高峰であり、最大の霊峰。山岳信仰の対象としてはもとより、平安時代初期に成立した「伊勢物語」から、昭和初期に太宰治が書いた「富嶽百景」などの文学作品にも幾度となく登場します。
フジヤマミュージアムでは主に近現代の画家たちが描いた富士の絵を見ることができます。
「私たちの富士山」がそこにある
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富士山の絵がずらりと並ぶフジヤマミュージアムの回廊を歩いていると、本来は同じ山をモデルに描かれているだけなのに、1枚1枚がまったく違う雰囲気を持っていることに気づくはずです。
いかにも「神の山」という風情の荘厳な富士山があれば、山麓に住む人たちの生活に溶け込むように描かれる富士山もあります。
どんな心情で、どんな時間に、どんな季節に、どんな年齢で見るかによって、富士山は大きくその姿を変える。その千変万化する富士山の様子を、一度に見られる美術館はここフジヤマミュージアムだけです。
同館の絵画を見てから、もう一度富士を仰げば、きっとまた違う富士に出会えるでしょう。
フジヤマミュージアムに行こう!
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フジヤマミュージアムの開館時間は平日は10時から17時30分、土曜日は20時30分まで、日曜日や夏季(7/19~8/31)は9時から20時30分の営業となっています。
入館料は大人は1000円、大学生や専門学校生は800円、高校生・中学生はそれぞれ600円と500円になっています。
休館日や細かな入館料などは公式ホームページを覗いてみてください。
同館にはカフェも併設されていて、そこが富士急ハイランドの敷地内だと忘れるほどの静けさの中で、季節のケーキを食べることもできます。
まとめ
美術館好きはもちろん、遊園地ではしゃぎ疲れた人にもおすすめなフジヤマミュージアム。
富士山という日本人の心象風景の1つを色々な角度・視点からみることで、どうして富士山がこれほどまでに愛されてきたのかを改めて感じ入ることのできるスポットです。
ぜひあなたも、あなただけの富士山を見つけてみてください。