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地域おこし協力隊制度を活用した起業家育成のNext Commons Lab林篤志さん「ビジネスプランは実践してこそ価値がある」

地域が持つ課題と魅力、地域資源を見出し、地域の稼げるビジネスプランの構築方法を学ぶ「茨城県北ローカルベンチャースクール」。2018年度の第4回目となる講座のテーマは“Next Commons Labに学ぶ、地域ビジネスのつくり方”です。講師は、Next Commons Lab(以下、NCL)代表の林篤志(はやし・あつし)さん。また、進行役には東北プリントワールド株式会社代表の高橋慶彦(たかはし・よしひこ)さんが務めました。

会場となったのは、茨城県日立市のクリエイティブ公民館『KAZAMIDORI』。「日立でワクワクする活動を!」という想いと“熱量のたまり場”として作られた場所で、セミナー・研修・ワークショップ・イベントなどで利用することができます。運営しているのは、日立市出身のデザイナーでインクデザイン合同会社代表社員の、鈴木潤(すずき・じゅん)さんです。

Next Commons Labとは

行政、民間企業、起業家など多様なステークホルダーを巻き込みながら、地域にあたらしい産業を生み出し、地方が抱える共通課題を解決する研究所。既存の観念にとらわれない社会システムの具現化、新しい働き方や暮らし方の実践など、自分たちの手で未来をつくるためのプラットフォーム。
※「NCL」Webサイトより

今回の講師、林さんが代表を務めるNCLは“「アップデートされた共同体」の形を探求する”ことをミッションとしています。現在、9つの自治体でプロジェクトが進行中。それぞれのプロジェクトの中では、「何を目指しているか」「何を創出したいか」といったビジョンとコンセプトを明確にして、起業家・コーディネーターを募集し、地域課題の解決に取り組んでいます。

課題のとらえ方と、パートナーを巻きこむ方法を学ぶ

第4回目となる講座は、前半が林さんによる講義、後半はビジネスプランのプレゼン練習を行ないました。講義では、林さんご自身のこれまでの経験や、NCLとして取り組んでいることをもとに話が進んでいきました。

  • 文脈をつくる(学びの文脈をデザインした「自由大学」の話)
  • 生態系・プラットフォームをつくる(土佐山で取り組んだゆずオイルの開発など、予想外の面白いことが発生した話)
  • 人を集めるための旗を掲げる(これはできそうかもしれない、と思ったことに対して旗を掲げてみると意外と人が集まってくる、という経験)
  • レイヤーを行き来して、物事を見る(そもそも国家って何だろう? お金ってなんだろう? なんでその課題が生まれてるんだろう? という抽象的な視点から考えていくことについて)

また、講義の中では質疑応答の時間も設けられました。今回の記事では、受講者からの質問と林さんの回答をご紹介します。

参加者:課題解決するときに、林さんだったらどんな順序で考えていきますか?

林さん:よく「当事者になれ」とは言いますが、僕のスタンスは半傍観者。プレーヤーになりきると全体が見えなくなってしまう。課題が大きな池だとすると、そこに入って自分も泳ぐこともあれば、外に出て見ていることもある。それを激しく行き来する状態をいかに作れるかが重要です。

感覚的なところも大切にしたほうが良いと思っていて、「根拠は無いけど、時代的にこれが求められているかな?」というところから始まって、フィールドワークしていく中で「確かに求められている」と分かったときに、ロジックがついてくるんですよ。

参加者:掲げた旗に集まってきた人に対しての責任や許容性について、どう考えていますか?

林さん:大きなビジョンを掲げたときは、単純に「それに乗っかれば何とかなるだろ」と思っている人たちも来てしまう。そこをフィルタリングすることが重要。だから、始めに集めるメンバーはコアな人、一緒に作って行ける人、フルに共感している人じゃないと厳しい。

そこから、出来上がっていく過程の中で、だんだん共感がユルい人も巻き込んでいく。段階的にやっていく必要があるな、と思います。

参加者:仲間をつくろう、とは言うけど仲間をつくることでストレスを感じることもあると思います。仲間を増やすことに恐れは無いですか?

林さん:自分で絶対に決めなくちゃいけない領域と、それ以外の部分の線引きを明確にしたほうが良いです。ついつい全部自分で思い通りにやりたくなってしまうけど、自分の活動の中で最も大切にしなくちゃいけないものを決めて、それ以外は何されても気にしません、という自分の中での線引きしたほうが良いですね。

参加者からの率直な質問に、明確な回答でアドバイスしていた林さん。課題のとらえ方や、起業に大切なパートナー探しに向けて、すぐにでも活用できる実践的な学びを得られたのではないでしょうか。

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